2008/7/3
メジャーでの中継ぎ登板 from Scranton
6月23日のコロンバス・クリッパーズ戦の先発で6回2/3を無失点に抑えた4日後の27日、ヤンキースで投手が足りなくなるからと、ニューヨークで待機することを首脳陣から命じられました。急いでニューヨークへ移動し、まだ試合に登録されるのかわかりませんでしたが、28日は自宅で待機していました。すると、8時5分プレーボールのナイトゲームで登板するかもしれないという知らせがあり、急いで球場へ向かい、到着したのは試合開始の30分前でした。
先発は移籍間もない投手なので、3回から投げられるように準備してくれと言われ、試合中にアップを始め、大急ぎで肩を作るという慌ただしさでした。しかしその先発投手が6回を無失点に抑え、結局自分の出番は最終回の1イニングでした。それまで2度肩を作ったり、試合の終盤にマウンドに上がることは、これまでまったく経験がなかったことなので、まずは思ったところに投げられるのか不安でした。しかもシェイスタジアムのマウンドは初めてなのに、試合前に傾斜などのチェックもできませんでした。
最終回のマウンドに上がると、1球目から思ったところに投げることができ、正直なところほっとしました。2本のヒットを許し、やはりリリーフ登板の難しさを感じはしましたが、無四球、無失点で抑えられたことは自信になりました。
さらに、2日後のスクラントンでの試合でも、調整の意味合いで7回から中継ぎ登板し、3回、3安打、3失点、2奪三振という結果でした。やはり試合途中からの登板は難しく、コントロールに不安がありました。いきなり四球のあと、バント2つ、ヒット2本で3失点。その後の2回はともに三者凡退と立ち直れたのですが、いきなり立ち上がりに完璧なものを出さなければならない状況には、なかなか慣れることができません。
今後は、また先発に戻り、登板間隔をキープして投げてゆくことになります。自分の適正は、あくまで先発ですし、今度は先発としてメジャーのマウンドに上がれるよう、モチベーションを高く維持して、スクラントンでの試合に臨んでいきたいです。