K's SELF
'井川慶'本人からのメッセージをお伝えします。

2008/7/20

不規則な登板 from Scranton

7月4日のシラキュース・チーフス戦の登板結果は、5回、5安打、4失点、4奪三振でした。28日にはメジャーで、そして30日にはマイナーで中継ぎ登板したため、今回の先発登板は調整が難しい部分もありました。それでもどうにか合わせられたのですが、やはり課題の立ち上がりで3塁打2本と犠牲フライで先制を許してしまいました。

二死走者なしとなったこの時点で踏みとどまれればよかったのですが、ヒットと四球で再びピンチを招き、続く打者に外角真っ直ぐをセンター方向に走者一掃の2塁打。大量失点してしまう場面では、やはり四球が絡むことが多いです。この初回も、6番打者に与えてしまった四球が、自分自身が今抱えている課題だと認識しています。

その後は立ち直り、2回から5回まで三者凡退だったことは、自分の持ち味である粘り強さを発揮できてよかったとは思っています。まだそれ以降も投げることはできたかもしれませんが、左脇に張りを感じたので、大事をとって降板しました。

7月9日のトレド・マッドヘンズ戦の登板結果は、5回1/3、6安打、2失点、4奪三振でした。この試合は先発登板のはずでしたが、急遽ダブルAから上がってきた投手を3回限定で先発させてほしいとの要請で、自分は4回から投げることになりました。突然の変更でしたが、この試合は序盤までまだ西日が残っており、それが投手の正面から差し込んで眩しかったため、かえって日没後の4回からの登板の方がよかったとプラスに捉えることにしました。

その立ち上がり、いきなり初球、強めに投げた低め真っ直ぐを本塁打され、1球で1失点。しかし球は狙ったところに投げられていたので、前回の反省を踏まえて傷口は広げないようにしようと、最少失点で踏みとどまることができました。以降の5回から8回までは、走者を背負いながらも、この日一番よかったチェンジアップを効果的に使って切り抜けることができました。

最終回、ヒットで走者を許して、送りバントされたところで交代されましたが、自分としては、まずまずの内容だったと思っています。今後はオールスター以降、また先発としてきっちり役割をこなしていきたいです。