K's SELF
'井川慶'本人からのメッセージをお伝えします。

2011/7/16

先発1試合とオールスターブレイク from New York

3Aのスクラントンで先発1試合の登板がありました。

7月1日のノーフォーク・タイズ戦の登板結果は、
6回、6安打、3失点、3奪三振でした。

前回の登板では変化球を多投しすぎていたので、今回は6割以上は真っ直ぐで勝負していこうと、
登板前にコーチと話し合い、この試合に臨みました。

初回表に味方打線が4得点してくれたことで、気分的に楽でしたし、
初回から自分のペースで投げることができました。
各球種を思いどおりにコントロールできており、
チェンジアップでゴロも奪えましたし、上々の立ち上がりでした。

2回と3回も、得点圏に走者を背負いましたが、
点は与えないつもりで、粘り強く投げられました。
要所では真っ直ぐで空振りもとれていましたし、ここまでは問題ありませんでした。

4回にも味方打線が4得点したのですが、
この日は少し肌寒かったこともあり、長い攻撃中にすっかり肩肘が冷えてしまい、
腕をうまく振れなくなり、張りも感じるようになりました。
突然コントロールを乱し、ストライクをとることすらやっとという状況で、
1死球と2四球でたちまちピンチを招いてしまいました。

しかし、ここをシングル1本の2失点でどうにか切り抜けると、
5回と6回には変化球でしのぎきり、7回までいくことができました。
最後はシングル2本と四球で満塁として交代しなければならなかったのは不本意ですが、
後続の投手が1失点で切り抜けてくれてほっとしました。

この登板後から、肘の張りが顕著になってきたので、
トレーナーと相談し、オールスターブレイクも挟むことですし、
1週間だけ故障者リスト入りして、一度しっかり腕の状態を検査してみようということになりました。
検査の結果、腱などに異常はなく、筋肉の張りということで安心しました。
その張りも、長い休みをとれたことで、快復してくれていればいいなと思っています。

オールスターブレイク明けからはしっかり調整をし、
まずは2Aでブルペンに入ります。
これから重要な時期になったときにしっかり自分の投球ができるよう、
ここで不安を解消しておこうと思います。

さて、2Aの長期遠征から、3Aの長期遠征に合流し、
さらに2Aの遠征に戻ってきたことで、
約1カ月間、ニューヨークの自宅へ帰ることなく、
8つのホテルを渡り歩く旅人生活をしていました。
まさか、こんなに長旅になるとは思っていなかったので、
着るものが不足したり、帰ってからの洗濯が一苦労だったりしました。
これからはトレントンでのホームゲームが続くのでほっとしています。
でも、来週からはまた遠征があるので、
体調管理に気をつけて頑張っていきたいです。