K's SELF
'井川慶'本人からのメッセージをお伝えします。

2008/8/27

シーズン終盤戦 from Scranton

8月15日のリーハイバレー・アイアンピッグス戦の登板結果は、6回2/3、7安打、3失点、3奪三振でした。登板が予定されていた試合が雨で流れるなど、中9日での登板となりましたが、うまく調整できて、いい状態で試合に臨めました。初回、2死から二塁打されたものの、そこをレフトフライに抑え、以降は2、3回と三者凡退で、序盤は流れに乗ることができました。

4回、1死一塁から4番の右打者に本塁打されました。カウント2-2となってから2球ファウルで粘られ、外角コースぎりぎり、高さは中程の真っ直ぐを、うまくライトに運ばれてしまいました。そして2死となった後、6番の左打者に、今度は5球ファウルで粘られ、内角へのツーシームをまたライトへ本塁打。しかし、この3失点は、どちらも悪くない球を、うまく相手に打たれたので仕方ないと思い、気持ちを切り替えて以降7回途中までをゼロに抑えることができました。

8月21日のローチェスター・レッドウイングス戦の登板結果は、5回、8安打、4失点、8奪三振でした。この試合は、初回からチェンジアップがすっぽ抜けて暴投するなど、立ち上がりが不安定で、2本のヒットで1失点してしまいました。チェンジアップがよくない分、真っ直ぐとスライダーでうまく空振りやファウルをとるピッチングで、その後、立て直していきました。

最近、あまり三振を奪えていない試合が多かったので、この試合では奪三振を意識して投球してみようと思いました。結果的には5回までで8奪三振と、狙いどおりの投球ができました。しかしその反面、どうしても球数が多くなってしまい、5回を投げきったところで降板することになりました。その兼ね合いが難しいですが、今後も今まで同様、打たせてとって長いイニングを投げる試合と、積極的に三振を狙ってゆく試合とをくり返していければいいかなと思っています。

シーズンも終盤戦、残す試合もあとわずかになりました。このチームは守備がよく、投げていて安心感があります。プレーオフへ向けていい試合を続け、自分が登板する試合では、チームの勝利に貢献できればと思っています。