K's SELF
'井川慶'本人からのメッセージをお伝えします。

2012/12/26

渡米から帰国しました。 from Tokyo

まずは、ご報告が遅れましたが、先月下旬に「Bs Fan-Festa 2012」に参加しました。
オリックスに入団して初めて直接ファンのみなさんとふれあえる機会でしたので、
当日を楽しみにしていました。

会場となった京セラドームでは、各イベントが同時並行で行われ、
ファンのみなさんにいろんな催しを楽しんでいただけました。
無料でどなたでも入場できるということで、
とても和気あいあいとした、いい雰囲気のファンフェスタでした。

自分は、ファンのみなさんと写真撮影をするイベントに参加させていただきました。
そこでは、多くの方々から、励ましのお言葉をいただきました。
「オリックスへ来てくれてありがとう」「来年こそは頑張ってください」など、
とても温かいお言葉をいただき、来年はいいピッチングをすることで、
ファンのみなさんに恩返しができればと思いました。

そして、今月に入ってからは、選手会や投手会の納会などにも参加しました。
日中は親善ゴルフで、夜から納会というスケジュールだったのですが、
自分は肘を手術してリハビリ中でしたので、
ゴルフは遠慮させていただき、夜の納会にのみ出席しました。

選手の出席率が高かったですし、今季をもって退団する選手もかけつけて、
納会の雰囲気はとてもなごやかなものになりました。
そんななかでも、残念ながら最下位に終わった今季の雪辱をはらそうと、
気持ちを新たに、みんなで結束をかため、
チーム一体となって来季を戦い抜くことを確かめあいました。

そして、今月中旬からは、グリーンカード保持のために渡米しました。
アメリカへは昨年の年末に訪れて以来でしたが、
1年間不在だとグリーンカードを失効してしまうため、
今年もニューヨークへ行ってきました。

寒い日本から、まずは常夏のハワイへ行き、そこからまた真冬のニューヨークへ。
時差で夜も昼もわからなくなってしまったこともあり、
あらためて地球の広さを感じました。
ハワイへは、阪神時代に優勝旅行で訪れたのですが、その際は風邪をこじらせてしまい、
高熱を出してなにもできないまま帰国するという苦い思い出があります。
今回は体調万全で、ショッピングやビーチの散策など楽しむことができました。

ハワイは見知らぬ土地なので、道がわからなくなるなど苦労しましたが、
ニューヨークは長らく暮らしていた土地なので、戻ってきて懐かしい気がしました。
今回はホテル生活でしたが、自分の車がまだ置いてあるので、
移動はすべてそれを運転できたので快適でした。
知人と食事をしたり、アメリカでしか買えないものを買ったりして過ごしましたが、
ハワイとニューヨークでの2週間弱、あっというまに過ぎ去ってしまいました。

ニューヨークでは、3人の有名人を偶然に見かけました。
一人は、ヤンキース時代のチームメートのワン・チェンミン投手です。
道を歩いていたとき偶然に見かけて、道で話しこんでしまいました。
自分が肘の手術をしたことを知ってくれていて、
術後の経過がいいことを伝えると喜んでくれました。
来季の契約がまだ決まっていないとのことでしたが、
互いに健闘を誓いあって別れました。

ステーキハウスで食事をしていると、
マンチェスター・ユナイテッド監督のアレックス・ファーガソンを見かけ、
また、空港で荷物を待っていたときには、
プロポーカープレーヤーのトム・ドワンを見かけました。
ファーガソンについては説明するまでもなく、香川真司選手が所属するサッカークラブの名監督ですが、
トム・ドワンも、アメリカではとても有名な人です。
17歳で親からもらった50ドルを元手にポーカーを始め、
そこから生涯獲得金額7億円以上という、若くしてすでに伝説的なプロポーカープレーヤーです。
少ししか滞在しないニューヨークで、元チームメートや、
興味があるサッカーやポーカーの有名人を見かけた偶然に驚きました。

さて、今年も残りわずかとなりました。
リハビリは順調で、すでにボールが投げられるところまで快復しました。
年末年始もしっかりと自主トレに励み、
万全の状態でシーズンインを迎えられるようにしていきます。