K's SELF
'井川慶'本人からのメッセージをお伝えします。

2012/12/28

帰省しました。 from Hitachinaka

アメリカから帰国後、一度神戸へ行き、そして26日には茨城へ帰省しました。
いまは、ひたちなか市のグラウンドでトレーニングしています。
ジョギングや軽いウェートなどで体を動かしており、
これから徐々に本格的な自主トレに入っていくところです。

ひたちなか市もニューヨークと同じくらいの寒さですが、
手術をした肘の回復具合も順調で、気持ちよくトレーニングに励んでいます。
しかし、毎年オフに、ひたちなか市のグラウンドでトレーニングを見守ってくれた、
トレーナーの添田さんがいないことが残念でなりません。
一人でジョギングをしていると、添田さんがいないことがさびしく思えます。

また、トレーニングをしていた28日、松井秀喜選手が引退されることを知って驚きました。
2002年に、毎回巨人戦で対戦することを楽しみにしていたときのことが、
自分にとっての松井選手との一番の思い出です。
2003年、その大打者の松井選手がアメリカへ行くと知ったとき、
自分の中でも、松井選手が憧れているようなリーグへ行ってみたいという気持ちが芽生えました。
2007年、自分がアメリカへ渡るにあたり、松井選手と再び対戦することを楽しみにしていたのですが、
まさか、同じニューヨーク・ヤンキースでチームメートになるとは思ってもみませんでした。
短い期間ではありましたが、チームメートとしてプレーさせていただくことができました。
アドバイスをいただいたり、食事をご一緒させていただいたりしたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。
偉大な先輩と同じグラウンドでプレーできたことを誇りに思っています。

さて、今年も残すところ、あとわずかとなりました。
今年1年間を振り返ってみると、所属チームが決まらないところから始まり、
日本球界復帰の決定、急遽キャンプに合流、そして復帰登板と、とても慌ただしい前半でした。
しっかりと準備をしてきたつもりではいたのですが、
体がついてこなかったのは事実で、怪我に見舞われるなど、
思うようなパフォーマンスを発揮できずに残念なシーズンになってしまいました。
それでも、シーズン終了後には、肘の手術ができて状態がよくなりましたし、
来季は思いきって腕を振るピッチングができることが、いまからとても楽しみです。

年末年始は、恒例の同級生とのサッカーや、ご挨拶まわりなど、地元で過ごすつもりです。
しっかりとトレーニングも続けていき、いい年越しができればと思っています。
ファンのみなさま、今年も1年間、ご声援ありがとうございました。