2010/8/25
先発に戻って from Scranton
8月17日のコロンバス・クリッパーズ戦の登板結果は、2回、2安打、無失点でした。
この日の試合前に、次回の4日後は先発で登板することを告げられていたので、この6回裏からの2イニングスは、調整登板の意味合いもありました。
初回の初球スライダーを、いきなりレフト前へ運ばれましたが、狙ったところにコントロールできていた球だったので、慌てることもありませんでした。後続をセンターフライとサードゴロの併殺打に打ち取って無失点。チェンジアップで狙い通りに併殺打に仕留められたので、いい攻めの投球ができたと思っています。
続く7回裏も、1死からセーフティバントで内野安打の走者を背負う展開になりました。自分の正面に来るバントだったのでアウトにしたかったのですが、打者が俊足で出塁を許してしまいました。まずはこの走者に走られないように、しっかりクイックして一塁に釘付けしておくことと、そして後続を断つことが、この場面で大事なことでした。結果的に、走者には進塁を許さず、打者2人もサードフライとセンターフライに打ち取ることができました。コントロールがよかったので、それがこの試合を通じて思い通りの投球ができたことにつながりました。
8月21日のシラキュース・チーフス戦の登板結果は、6回2/3、3安打、2失点、5奪三振でした。
先発が一人怪我をしてしまってDL入りした関係上、自分が先発に戻ることになり、この試合は8月9日以来の先発登板になりました。前回の先発でも、そして4日前の中継ぎの調整登板でもいい感じで投げられたので、この試合も不安なくマウンドに臨むことができました。
しかし、立ち上がり、先頭打者を四球で歩かせた直後の2塁打で、いきなり1失点。カウントを悪くして甘く入ったところを打たれてしまったので、以降は変化球を低めに集めていこうと意識したところ、ワイルドピッチ2つでもう1失点してしまいました。そこからは、大胆に攻めていこうと思い直し、すると、2、3、4回と走者を出すことなく、意図したとおりの投球ができました。
チームには中継ぎ投手も少なくなっている事情があるため、できれば先発の自分が長いイニングを投げたかったので、ストライク先行で球数を意識して投げました。5回には先頭打者に2塁打を打たれましたが、そこも三振を奪うなどゼロに抑え、6回も三者凡退と、しっかりゲームが作れてよかったです。球速は91マイルが最速でしたが、チェンジアップとのコンビネーションがよかったと思います。7回に2死から、この日3本目のヒットを打たれたところで交代し、結果として防御率は4点台なかばまで改善されました。
先発は中継ぎと異なり、長いイニングを焦らずに投げることができます。今回のように初回に失点しても、再度迎える打者に対していろんな攻め方が可能なので挽回できます。これからも先発の機会があると思うので、一つずつアウトを重ねていき、長いイニングを投げられればと思っています。