K's SELF
'井川慶'本人からのメッセージをお伝えします。

2015/8/7

ファームでの中継ぎ登板2連戦。 from Kobe

7月29日のファームでの対中日ドラゴンズ戦の登板結果は、
1回、1安打、無失点でした。

また、7月30日の中日ドラゴンズ戦の登板結果は、
1回、1安打、無失点でした。

まず1試合目ですが、中4日でいつものような1日置きのピッチング練習ができたので、
調整面では不安なく試合に臨むことができました。
体調面も前回の試合の同様、まったく問題なく、
引き続きいい調子を維持できています。

この日は登板があるだろうと予想はしていましたが、
それでも中継ぎはいつ自分の出番がくるのか分からず、
ブルペンでの球数も多くなってしまいがちで、調整が難しい面がありました。

中継ぎではあっても、先発のとき同様、
マウンドへ向かう直前まで投げているのではなく、
登板するイニングの前には準備をすべて終え、
一度休んでからブルペンを出て行くのが自分のスタイルです。

中日戦は前回いい結果ではなかったのですが、今回は名古屋ではなく神戸での登板なので、
前回のイメージを引きずることなく、いい流れに乗っていければと思っていました。
しかし、先頭の8番打者にレフト前にヒットされ、
まだ悪い流れを断ち切れないでいるかのように感じられました。

それでも、二塁ゴロ、四球のあとのライトフライからのタッチアップで、
ライトが見事に捕殺でチェンジにしてくれて、
この試合では走者を残すことなく、自分の役割を全うして降板することができました。

また、翌日も中日戦で連投となったのですが、
この試合は先発投手が1イニングしか投げない予定だったので、
自分の登板機会があると思い、しっかり準備をしていくことができました。
また、5回を終えたところで、8回から行くという指示もあり、
精神面でも、肩の面でも、用意はできていました。

先頭の2番打者にはカウントを悪くしてしまいながらも、
真っ直ぐでカウントを稼いでいたので、
決め球はスライダーで勝負にいったのですが、上手くセンター前に運ばれました。
前日同様、またも先頭打者を出塁させる悪い流れが続いているのかとも感じられました。

しかし、この日は真っ直ぐがしっかり指にかかっていましたし、
腕もよく振れており、
コントロールもまずまずで、これまでとは少し違ういい印象を持ってピッチングができました。

そして、3番打者にも真っ直ぐでカウントを稼ぎ、
有利なカウントから、内角のツーシームをひっかけさせて、
二塁併殺打に打ち取ることができました。

この思惑通りのダブルプレーでとても楽になり、4番打者もセカンドフライに打ち取って、
結果的に三者凡退で登板を終えました。

久しぶりに内容と結果が伴うピッチングができ、満足のいく登板になりました。
この夏はこういったショートイニングでの登板機会が多いかもしれませんが、
どんな役割でもきっちりこなしていけば、
いつかは自分の持ち味である長いイニングを投げることを求められるかもしれません。
そのときのためにも、どんな機会も無駄にすることなく、
頑張っていければと思っています。