K's SELF
'井川慶'本人からのメッセージをお伝えします。

2014/4/29

久々の公式戦でのマリン登板。 from Chiba

4月23日の対千葉ロッテマリーンズ戦の登板結果は、
5回、5安打、2失点、4奪三振でした。


オープン戦での登板はありましたが、公式戦でQVCマリンフィールドで投げるのは、
阪神時代の交流戦以来、久しぶりのことでした。
ここは球場の雰囲気自体がいいですし、マウンドの高さや軟らかさなども覚えていて、
感覚的にとても投げやすい印象があります。


フライが上がったら、風で捕球が困難なのは、相手チームも同じことですし、
その風を利用して、チェンジアップの落ちがよくなって効果的に使えればと、
そんなことを考えながらマウンドに臨みました。


前回も千葉ロッテ打線相手には5回1失点とまずまずの投球ができましたし、
打者の特徴も掴めてきたので、うちのチームの打線が好調なため、
自分が頑張ればチームの勝利に貢献できるという思いで、まずは初回に集中しました。


初回、先頭打者を相手にどんな結果になるかが、自分のピッチングの流れを決める重要なポイントです。
1番の伊志嶺選手とは過去に対戦がなかったのですが、
低めの真っ直ぐを打ち上げてライトフライという結果でした。
これにより、2番の根元選手、3番の井口選手に対しても、自分のリズムで投げていくことができ、
センターフライ、サードゴロと、初回を三者凡退で滑り出すことができました。


2回、2本のヒットでピンチを招きましたが、
無死1、2塁で6番クルーズをセンターフライに打ち取ることができ、
一度はほっとしました。しかし、飛び出した一塁走者を刺そうと野手が投げた球が走者に当たってしまい、
さらにもう一つ悪送球が重なって、2人の走者が生還するという珍しいプレーが起きました。
2点を失ってしまいましたが、ミスは仕方のないことですし、
自分は以降の打者をどう抑えるかに気持ちを集中させました。


結果的に、以降のイニングを、散発3安打無失点で切り抜け、
失点はあの2回の2失点のみに抑えることができました。
真っ直ぐは右打者のインコースを突くコントロールがよく、
スライダーもしっかり出し入れできていたことが、
要所でいい投球ができたことにつながったように思います。
3回、1死2塁で、2番根元選手、3番井口選手から連続三振を奪えたのも決め球はスライダーでした。


球数は59球で、もう1イニング投げたかったところですが、チームの一員として、
今後もしっかり役割を果たしていければという思いです。