K's SELF
'井川慶'本人からのメッセージをお伝えします。

2011/8/31

中継ぎ登板で2試合登板 from trenton

8月23日のニューハンプシャー・フィッシャーキャッツ戦の登板結果は、
1回2/3、2安打、2失点、3奪三振でした。

翌日に中継ぎ投手が先発を務める予定だったので、
その試合では出番があるかもしれないと思っていたのですが、
前日に先発投手が4回に打ちこまれてしまい、
6回途中から2死2塁の場面で登板することになりました。

前回の登板では、久しぶりに投げられたことだけでもよかったと思っていましたが、
今回は結果にもこだわってマウンドに臨みました。

登板したピンチでは、2球でセンターフライにしとめることができ、
まずまずの滑り出しでした。
また次の回も、2死からチェンジアップを打たれて二塁打となりましたが、
左打者相手に内角高めの真っ直ぐで空振り三振にうちとれました。

さらに、次の8回も最後まで投げたかったのですが、
1死後にチェンジアップを打たれ、ピッチャー返しを捕ることができず、
センター前へ抜けて1死1塁に。
そして次の打者を追いこんだのですが、そこから粘られて四球を与えてしまい、
2人の走者を残して交代することになりました。

走者を残してマウンドを去ることは嫌でしたが、
不安が的中してしまい、後続の投手が打たれて2者が生還し、
自分の自責点になってしまったことが悔やまれました。
登板機会が少ないだけに、失点が防御率に響いてしまうからです。

続いて、翌々日にも、中継ぎ登板がありました。

8月25日のニューブリテン・ロックキャッツ戦の登板結果は、
1回、無安打、無失点、1奪三振でした。

前回は失点したものの、3つの空振り三振が奪えたことが収穫でした。
腕が振れていなければ、打者から空振りを奪うことは難しく、
肩肘に不安なく投げられたことがよかったです。

そしてこの試合でも、2つのセンターフライと、1つの空振り三振を奪えました。
スライダーの出し入れを思い通りにできましたし、
そのスライダーで空振りがとれたことは、自分でも手応えを感じることができました。

さて、シーズンも残りわずかになってきました。
トレントンも夜は気温20度を下回り、少し肌寒いほどです。
そんな中、ニューハンプシャーでは、何十年ぶりという地震があり、
それに何百年ぶりといわれる大型台風の到来も予想され、
町は少し騒がしかったです。

そして、自分は驚いてしまったのですが、
雨が予想される試合の前日のこと、
急遽「前倒し」のダブルヘッダーが行われることになり、
規定の試合が夕方5時から、そして翌日行われるはずの試合が昼の12時から、
プレイボールされることになりました。
プロの試合で「前倒し」なんて聞いたことがないですし、
もちろん日本ではありえないことで、
マイナーリーグはなんでもありなんだなとあらためて驚かされました。
結局、夕方5時からの試合が雨天順延となり、
1試合だけしかできなかったのですが。

それでは、今後もしっかり登板準備をして、
シーズンのいいしめくくりができればと思っています。