K's SELF
'井川慶'本人からのメッセージをお伝えします。

2012/7/9

復帰2戦目の先発 from Osaka

7月5日の北海道日本ハムファイターズ戦の登板結果は、
7回、7安打、4失点、6奪三振でした。

前回の登板では力んでしまって、真っ直ぐが抜け気味になっていたので、
今回はコントロールショットを心掛けてマウンドに臨みました。

チームが連勝中で、打線も好調でしたので、
先に失点せずに粘り強く投げていれば勝機が訪れると思い、
特に立ち上がりの初回、注意深く投げていこうと思っていました。

ところが、先頭打者に一塁手の脇を抜けていく二塁打を打たれ、
3番、4番のタイムリーで、いきなり2点を失ってしまいました。
しかし、ここからでも踏ん張って投げていれば、打線が追い上げるチャンスが来ると思い、
長いイニングを投げられるようにゲームを作ろうと、気持ちを切りかえました。

2回、無死2塁のピンチを、2つの三振とセカンドフライで切り抜けたあたりからリズムを掴み始めました。
3回から、ノーワインドアップをセットポジションに変えると、
制球力も増してテンポもよくなり、3、4、5回は無安打で抑えられました。

6回、先頭打者に内野安打され、盗塁と失策で3塁まで進まれると、
犠牲フライで1点を失ってしまいました。
1ボール2ストライクと、まだカウントが有利な場面で、
チェンジアップを外野へ飛ばされてしまったことは悔やまれます。

そして、5番打者から三振を奪って2死までこぎつけたのですが、
次の6番打者にはフルカウントから、真ん中のスライダーを左翼席まで運ばれてしまいました。
この日は全体的にスライダーを多めにし、それがここまでは効果的でもあったのですが、
この場面では、相手打者がスライダーを待っていて、真ん中甘めに入ってしまったこともあり、
重要な4点目となるソロを浴びてしまいました。

6回裏、味方打線が3得点して反撃し、次の7回もマウンドに上がりました。
結果的に、復帰2戦目で7回まで投げられたことや、与四死球がゼロだったことは収穫ですが、
勝利に結びつく投球ができなかったことを、応援していただいたファンのみなさまに申し訳なく思います。

自分のカバーリングのミスで走者を進塁させてしまったり、
1点でも少なくして反撃を待たなければならない場面で犠牲フライを打たれたりと、
反省材料も多い試合でした。それらを踏まえ、次回の登板では、
勝利に貢献できればと思っています。