K's SELF
'井川慶'本人からのメッセージをお伝えします。

2007/7/9

スライダーのコントロール from New York

6月30日のオークランド・アスレチックス戦の登板結果は、6回1/3、5安打、4失点、4奪三振でした。

阪神タイガース時代の先輩で、元アスレチックス所属選手でもある藪さんと事前にコンタクトがとれたので、アスレチックスの打者についてお話をうかがうことができました。それぞれの打者の特徴など、とても参考になりました。その情報を頭にインプットし、先発投手として100球ぐらいを目処に、できるだけ長いイニングを投げることを意識してマウンドに上がりました。

立ち上がりはよかったのですが、3回、9番ケンドール選手、1番スチュワート選手に連続本塁打を許してしまいました。ともにカウントを悪くしたあとの、打者有利の状況からの一発でした。ファウルをとってカウントを稼げる場面で、思惑どおりファウルがとれなかったことがこの結果につながりました。

味方打線が無得点だったこともあり、相手のペースで試合が進行していきました。それでも6回2死まではなんとか踏ん張れたと思います。ただ6回、2アウトから6番ジョンソン選手を、2ストライクと追い込みながらも、スライダーを甘いところに投げて2ラン本塁打を打たれてしまいました。明らかなボールでもよかったのに、抑えようとする意識が強すぎて力みにつながったミスだと思います。次回の試合には、どんな場面であれ、スライダーを思ったところへコントロールすることを課題として臨みます。