2008/3/9
オープン戦登板 from Tampa
オープン戦が始まり、ここまで2試合に登板し、収穫のあるピッチングができています。まず初戦となった南フロリダ大学戦は、6回から4番手で登板しました。久しぶりに実戦で投げることを楽しみにしており、打者との間合いの感覚を掴めればと思ってマウンドに臨みました。
その試合、積極的にファーストストライクを奪うことができたのですが、ここで振ってくるというタイミングでの真っ直ぐのコントロールに難がありました。力が入ってしまい、リリースポイントが前になることで引っかけ気味になり、低めに外れる球が多く、結果として3四死球。満塁になり、真っ直ぐにタイミングが合わずに追い込んでいた打者相手にスライダーを投げてしまい、ピッタリのタイミングで打たれてホームラン。その後は三振も奪ったものの、多くの課題が見つかった初戦となりました。
腕を強く振ってストライクをとることなど、4日間しかない調整期間で前回の課題を克服し、オープン戦2戦目となるブルージェイズ戦に臨みました。小雨が降る天候のなか、3回から登板。ブルペンで準備していたところ、味方の攻撃がダブルプレーで予想より早く終了してしまい、慌てた登板になってしまいました。そして先頭打者にボール2つが先行し、立ち上がりはバタバタした感じがありました。ここで捕手がマウンドに来てくれて一呼吸置けたことで気持ちが落ち着き、結果的に2回19球を投げて無安打無失点。自分のタイミングでマウンドに上がれない中継ぎの難しさが、あらためて感じられた今回の登板でした。
この試合では、バランスよく軸足に体重を乗せて投げることで、前回より格段にコントロールがよくなりました。チェンジアップでストライクが取れたことや凡打に打ち取れたこと。そして真っ直ぐでファウルや空振りを奪えたことも収穫でした。この時期のオープン戦としては完璧に近い内容だったと思っています。次回はさらに球数を増やし、長いイニングを投げられるように調整していきたいです。
体調は、トレーナーさんが日本からタンパへ来てくれたこともあって万全です。最近は外食をする機会が多く、スペイン料理、メキシコ料理、イタリア料理、キューバ料理、そして和食と、いろんな店に行って食事を楽しんでいます。タンパでの生活もすっかり慣れましたし、充実のキャンプ生活を送っています。