2010/4/7
シーズン開幕へfrom Scranton
オープン戦がすべて終了し、いよいよシーズンが開幕します。オフ、自主トレ、キャンプ、そしてオープン戦と、昨年よりシーズンインまでが短く感じ、充実した内容で開幕を迎えることができました。紅白戦2試合、オープン戦2試合に登板し、ここまで合計9イニングスを投げてきました。結果は1失点のみでうまくまとめられましたし、内容的にもいいコンディションでスタート地点に立てたと思います。もう少し長いイニングを投げられれば申し分なかったのですが、与えられた役割はリリーフだったので、致し方ないところです。
シーズン開幕後も、しばらくはロングリリーフを任せられる予定です。でもいずれは先発に戻るので、そのリリーフの期間中にイニング数をこなし、うまく役割を果たしながら、先発へ向けてしっかり調整していきます。ブルペンでも不安はありません。一球一球を大切にして、数字を残していきたいです。
結果を出し続けていれば、いつかチャンスも訪れるでしょうし、あとはそのチャンスを掴み取れるように、万全のコンディションを保つことが大切です。昨年は夏場以降に肘を痛めてしまいましたが、今年は、よりケアをしっかりしていき、長丁場を乗り切りたいです。
開幕前は、恒例のファンとのディナーパーティに参加しました。スクラントンのファン約250人とふれあい、開幕へ向けてたくさん激励していただきました。みなさん自分のことを知っていてくれているばかりでなく、「今年こそはチャンスがあるぞ」と応援しくれて、スクラントンのファンの温かさを感じました。
今年は地元PNCフィールドの芝が新たに張り替えられて、素晴らしい環境が用意されました。また、フェンスも新しくなり、そこには自分のシルエットもデザインされていて、外国人の自分なのに、チームの一員として認めていただけていることを嬉しく思います。このスクラントンは、いまは自分にとってのホームでもあります。3年連続地区優勝をしていますし、今年もここで投げさせてもらう以上、チームの勝利に貢献して、また秋にはプレーオフへ進出し、ファンのみなさんに喜んでもらいたいです。
キャンプ地から、ニューヨーク、スクラントンと移動してきました。スクラントンも例年に比べて暖かいですが、また寒さがぶり返すとの予報もあります。体調を崩さないようにしっかり管理して、開幕以降、頑張っていきます。今シーズンも、ご声援よろしくお願いします。