2009/7/6
ピンチで粘り強く from Scranton
6月23日のシラキュース・チーフス戦の登板結果は、6回、6安打、4失点、6奪三振でした。
雨天で6試合が中止となり、中9日での登板となりました。間隔が開いてしまうことは、日本時代にも経験しているので問題はありません。肩や肘の状態もいいので、これまでどおり、しっかりゲームを作ることを考えてマウンドに上がりました。初回、立ち上がりにいきなりピンチを迎えました。センター前に落ちるヒットと四球で無死1、2塁。3番打者が送りバントを失敗してファーストフライ。これで気分的にも助かって、5番を連続三振。ピンチでクリーンアップから空振り三振を2つ奪えたことは大きかったです。そこからは2回、3回と三者凡退で、序盤をゼロに抑えることができました。
4回、ヒット、2塁打、ヒットで1失点後、さらに無死1、3塁とピンチは続きました。ここも1-6-1のダブルプレーに打ち取り(その間に1失点)、センターフでチャンジ。大量失点も考えられる場面だっただけに、傷口を広げなかったのはよかったです。5回も2塁打で走者を得点圏に背負いながら、三振、サードライナー、ピッチャーゴロで無失点。この試合、真っ直ぐの走りはまずまずだったのですが、チェンジアップがうまく決まらなかったので、スラーダーを多めに投げるなど工夫をしてピンチで粘り強く投げることを心掛けました。
6回、簡単に2アウトを取ったあと、味方野手のエラーで出した走者を背負いました。ここも、エラーをした野手のためにもなんとか抑えたかったのですが、次の打者にホームランを打たれてしまいました。スライダーを3つ続けてカウント2ボール1ストライクからの4球目、アウトローに真っ直ぐを投げて、ファウルを取れるかと思ったのですが、スタンドまで運ばれました。相手打者に上手く打たれたので仕方ないですが、もう少し真っ直ぐを強めに投げておけば良かったかなとも思っています。
6月28日のローチェスター・レッドウィングス戦の登板結果は、6回、6安打、2失点、3奪三振でした。
立ち上がりは三者凡退に抑えたのですが、2回、4番打者にフルカウントからインローの真っ直ぐをホームラン。この試合は真っ直ぐが引っかかってしまい、右打者の外角を狙った球が内角に入ってしまうなどなかなかコントロールできず、ファーストストライクが取れなかったことで苦しい投球になりました。この回、ホームランのあとも、四球とヒットで1死1、2塁とピンチでした。でも次の打者をダブルプレーに打ち取って、失点はソロホームランの1点のみ。なんとか凌いだという感じでした。
しかし、ここからは変化球を上手く使って3回、4回、5回と続けて三者凡退。6回、三振で1死後、連続ヒットで1死1、2塁。センターフライで2死までいき、ホームランを打たれた4番打者を迎え、ここは1対1の同点だっただけに、なんとしても抑えたいと思いました。前の打席はスライダーで三振でした。この打席も、カウント2ボール2ストライクまで追い込み、スライダーを投げました。これが大きなファウルフライとなり、さらにスライダーをインハイに。打ち取ったと思ったのですが、ライト前にぽとりと落ちるヒットで1失点。結果的に、4番打者に2打点を許して負けてしまいました。
ここ2試合とも、負け投手になってしまったことは残念ですが、ピンチで粘り強く投げられています。防御率は3.80なので、このままゲームを作る投球で、少しずつ改善していければと思っています。