2009/7/31
肘の張りに苦戦 from Scranton
7月21日のコロンバス・クリッパーズ戦の登板結果は、7回、4安打、無失点、4奪三振でした。
前回の試合後から感じていた肘の張りが、中4日休んで登板日を迎えても和らぐことなく、不安を抱えたままでの試合となりました。そのため、試合全般で力を入れて投げるのではなく、要所をしっかり締めていくつもりで、省エネピッチングを心掛けました。
不思議なもので、力を入れずに投げようと決めると、立ち上がりからチェンジアップが面白いように決まり、初回の立ち上がりはいきなり空振り三振が2つ。そして以降も、試合全般にわたってほとんど危なげない投球内容で、得点圏にランナーを背負ったのは、4回2死からの四球とヒットが続いた場面と、5回無死からのヒットと送りバントの場面、2度だけでした。
味方打線が2回に1得点しただけで、その後ずっと1対0が続く投手戦だったのですが、自分は肘の張りのことがあったので、点差のことは考えず、球数を少なく責任投球回数をこなすことだけを考えていました。逆にそれが功を奏したのかもしれません。
7回を投げ終えて無失点でしたが、メジャーから来たリハビリ明けの選手を登板させる予定があったらしく、自分は8回を前にして降板しました。今回の7回無失点で、防御率がようやく3点台前半になりました。このままこの数字を維持していきたい、そう思っていたのですが……。
7月26日のトレド・マッドヘンズ戦の登板結果は、5回、11安打、9失点、5奪三振でした。
この試合に登板する段階になっても、まだ肘の張りが回復せず、しかも投げるごとにどんどん違和感が強くなる感覚があったので、それをなんとか誤魔化しながらのピッチングになってしまいました。
今回は前回とは異なり、初回、当たりがよくないにもかかわらずヒットになってしまう不運で、いきなり1失点し、なおも無死1、3塁というピンチを招いてしまいました。なんとか連続三振を奪って2死までこぎつけたのですが、そこからヒット、3ランホームラン、ヒットと、いきなり5失点。ホームランも、ファウルすれすれの当たりがフェアになってしまうなど、この日は残念なことが多かったです。真っ直ぐが走っていなかったですし、肘に負担がかからないようにスライダーが投げられない状態だったので、この結果も仕方ありません。
2回は三者凡退に抑えましたが、3回に1失点、4回に2失点、5回に1失点と、結果は散々でした。途中で交代してもらいたかったのですが、ダブルヘッダーが多く、投手があまり使えない状況で、自分がいけるところまで試合を引っぱらなければならないのも、つらい状況でした。
失点がかさんでしまった場面では、思い切り腕を振って投げて、なんとか抑えてしまいたい衝動にかられました。しかし、まだシーズンは長いですし、自重して肘と相談しながらの投球を最後まで続けました。
せっかく前回の登板で3点台前半になった防御率が、今回の5回9失点で、一気に4点台になってしまいました。しかし、9失点してしまった事実は変わらないですし、悔やんでみても仕方ありません。早く肘を治して、また3点台前半を目指し、地道に努力していくつもりです。