K's SELF
'井川慶'本人からのメッセージをお伝えします。

2013/5/30

ファームでの3勝目。 from Kochi

5月21日のファームでの福岡ソフトバンクホークス戦の登板結果は、
5回、3安打、無失点、4奪三振でした。

数日前から風邪をひいてしまい、なかなか熱が下がらず、
登板の前々日には病院で点滴治療を2時間受けていました。
登板日になっても体調は万全とえる状態ではありませんでしたが、
遠征先の高知には投手が最小限しか来ていないことから、
自分が休んでしまえばチームが困ることになるため、
マウンドに向かわせてもらいました。

初回、コントロールに四苦八苦し、真っ直ぐが外にすっぽ抜けてしまう状態で、
先頭打者に死球、2番打者に四球と、いきなり難しい局面に立たされてしまいました。
それでも、3番のペーニャ選手に対し、フルカウントからスライダーで三振を奪い、
また、捕手が走者の三盗を阻止してくれたこともあり、
このピンチを無失点で切り抜けることができました。

2回からはコントロールも定まると同時に、相手打線が早打ちしてくれたこともあり、
5回まで走者3人の無失点という内容で、尻上がりに調子を取り戻してきました。
体調が悪かったので、完投することは始めから無理だと思っており、
なんとかゲームを作って先発の役割を果たし、あとをリリーフ陣に任せられればと、
5回までをしっかり投げることに専念できました。

首脳陣に気をつかっていただき、5回を投げきって降板しましたが、
リリーフ陣もそこから無失点で頑張ってくれたことで、
結果的に完封リレーで試合に勝利することができました。
チームには同郷の投手が4人いるのですが、
この試合では鴨志田投手が最後を締めてくれました。

初回のピンチでなんとか無失点に切り抜けられなければ、
結果はボロボロになっていた可能性もある試合でした。
それだけに、立ち上がりの重要性を改めて感じましたし、
要所を締める投球をこれからも心掛けていきたいと思いました。

なお、次回は一軍で先発登板することが決まりました。
まだ咳が出るなど体調は万全ではありませんが、
チームの勝利に貢献できるよう、しっかり自分のピッチングをしていきたいです。
ファンの皆様、ご声援よろしくお願い申し上げます。