2009/5/30
好調を持続して from Scranton
5月19日のコロンバス・クリッパーズ戦の登板結果は、4回、7安打、2失点、1奪三振でした。
ダブルヘッダーがあったことや、現在先発投手が4人しかいないことなどから、前回の登板から中3日というスケジュールで投げることになった試合。さすがに中3日での先発は、プロ入り以降この日が初体験でした。3日間ノースローで調整し、試合に備えました。事前に70球前後で交代すると告げられていたので、そこまでうまくゲームを作ることができればとマウンドに臨みました。
前回登板からこの日のブルペンまで、ノースローでマウンドに上がるのは始めてだったので、初回の立ちあがりは手探りで投球しているような面がありました。それでもストライクが先行し、2アウトまではヒット1本許しただけで、いい感じで投げられていました。しかしそこから3つの単打で2失点。真っ直ぐをことごとくヒットにされ、なおも2死1、2塁のピンチ。初球、センターフライに打ち取ることができ、2失点にとどめられたことが、その後流れに乗れる結果につながったと思います。
2回、3回も走者を背負いましたが、この日も変化球のコントロールがよく、2回は2死1、2塁のピンチで三振。3回も1死から、ライト線のフェアの当たりを審判がファウルとコールし、野手が止まってしまった間に三塁まで進塁を許す不運もありましたが、後続をライトフライとサードゴロに打ち取って無失点。ピンチで粘り強く投げられたことは収穫でした。
中3日での球数の関係上、4回が最後になりましたが、ショートライナーと2つの内野ゴロで三者凡退。チームは初回の1点しか得点することができず、残念ながら今季初黒星がついてしまいましたが、最後はいいかたちで締めることができてよかったです。中3日という初めての経験のなか、怪我もなく投げ終えられたことにほっとしています。
5月24日のポータケット・レッドソックス戦の登板結果は、5回、6安打、3失点、5奪三振でした。
この試合からはまた中4日に戻り、いつもどおりの調整法で試合に臨みました。ポータケットは昨年抑えており、メンバーは少なからず変わっていましたが、いいイメージをもって投げることができました。初回、ヒット1本のみで内野ゴロ2つと三振で抑えられ、いい立ちあがりでした。しかし2回、ヒット、四球、ヒットで無死満塁のピンチを迎え、そこからヒットと四球で2失点。
もちろん押し出しの四球は残念でしたが、昨年の一時期のように、コントロールが定まらずに与えてしまったものではなく、フルカウントから攻めていっての四球だったので、簡単に歩かせてしまったわけではなく、自分の中では投球内容に納得しています。さらに無死満塁のピンチだったのですが、併殺のサードゴロとセカンドゴロで切り抜け、大量失点しなかったことは、自分自身で成長を感じられた部分でした。
以降は6回まで無失点。全体的にどの球種もコントロールできていましたし、カウント負けすることも少なく、いいピッチングだったように思います。打線が逆転してくれて勝てたこともよかったです。今後も、この2試合のように粘り強さを見せて、防御率をよくしていくのはもちろん、勝ち星も増やせたらと思っています。