2008/5/28
切り替えが必要だった2試合 from Scranton
5月16日のルイビル・バッツ戦の登板結果は、6回、5安打、4失点、5奪三振でした。メジャーで先発後、この試合の前日に先発登板を言い渡されたため、いつものような投球練習ができずに臨んだ試合でした。初回、スライダーがコントロールできず、甘めに浮いてしまったところを2番打者に2塁打、3番打者に本塁打されていきなりの2失点。
前回のメジャーでの登板では、同じような状態で、ストライクを取りにいった真っ直ぐを連打されて降板しましたが、今回は2失点したところから変化球を低めにコントロールして切り抜けることができました。3回、一死から味方のエラーで出塁を許し、そこからヒットと四球でリズムに乗れず、さらにライトとセカンドがフライをお見合いして失点してしまう不運もあり、試合を壊しかけてしまいました。しかしここから気持ちを切り替え、残り3回を三者凡退とし、結果的に完投(マイナーではダブルヘッダー時は7回コールド)できたことはよかったように思います。
5月23日のインディアナポリス・インディアンズ戦の登板結果は、6回、5安打、4失点、6奪三振でした。この試合は中6日での登板で、不規則な間隔が続きました。いつもは登板の前々日に投球練習するのですが、今回はその日がチームのオフだったため、前回同様万全ではない状態でマウンドに臨まなければなりませんでした。
この試合はいきなり野手に助けられました。初回の立ち上がり、先頭打者を三振にうちとった一死後、ショートのエラーとセンターへのヒットで失点しそうになりました。しかしセンターのクリスチャン選手が、素晴らしいバックホームの返球で走者を刺してくれて二死。次の打者から三振を奪い、無失点で切り抜けることができました。
真っ直ぐが前回より走っていませんでしたが、スライダーとチェンジアップを低めに集められたため、2回まではテンポよくストライク先行で投げることができました。ところが3回、死球と四球、さらに送りバントで一塁手が送球エラーをして失点すると、そこからストライクが取れない状態に陥ってしまいました。ストライクを入れなければと焦れば焦るほどリリースポイントが乱れ、次の打者にも四球を与えてしまいました。
4回も四死球2つがからんで1失点し、余計にストライクを入れなければと意識が強くなりすぎ、また入らなくなるといった悪循環に悩まされました。
しかし、気持ちを切り替えた5回からは冷静になり、どうにか6回までゲームを作るところまでは投げられました。その後、チームは延長の末にサヨナラ勝ち。今はコーチが信頼してくれているため、長いイニングを任せてもらっています。突然ストライクが入らなくなるというトラブルにもしっかり対処していかなければと反省し、次回はさらにチーム内での役割を果たせるよう、頑張らなければならないと思っています。