K's SELF
'井川慶'本人からのメッセージをお伝えします。

2017/7/28

巨人との交流戦先発と今季9勝目 from Sanda

6月27日、三田での読売ジャイアンツとの交流戦に、
ベースボールファーストリーグ選抜のメンバーとして先発登板しました。

これまで選抜チームとして、まだプロ相手にチームが勝ったことがなかったので、
何とか先発としての役割を果たし、勝利に貢献したいという思いがまずありました。

またこの試合は、ホームである三田市の球場での試合だったので、
マウンドに慣れていることも活かしたかったです。

それに、相手も三軍で若くまだ経験の浅い選手が多いので、
自分が気持ちの面で優位に立って投げていけたというのもありました。

初回、先頭打者に四球を与えてしまい、2番打者は川相三軍監督の息子さんでした。

阪神時代に川相さん相手に投げたことがあったので、
この日、息子さん相手に投げることで、親子二代に渡って対戦することになるなと、
感慨深いものがありました。

その川相さんの息子さんには、セーフティバントを決められて無死一、二塁。
立ち上がりを注意していたにもかかわらず、いきなりピンチを迎えることになりました。

3番の外国人選手は外野フライに打ち取って1アウトを取ったのですが、
4番が一塁ゴロのエラーで一死満塁に。

しかし、5番を内角真っ直ぐでサードゴロの併殺打に打ち取り、
初回を無失点で切り抜けました。

結果的に、この立ち上がりをゼロで抑えたことが大きく、
さらにその裏の味方の攻撃で2得点してくれたこともあり、
気が楽になった部分がありました。

これは勝てるチャンスだし、
自分に与えられていた3イニングスをゼロで抑えてやろうという気になりました。

2回は、6番打者を外角真っ直ぐで三振。
7番打者も外角スライダーで三振。
8番打者は四球でしたが、9番打者を内角への小フライに打ち取って無失点でした。

3回も、先頭打者はライナー気味の当たりをセンターが捕球してくれて一死。
川相さんの息子さんとの2回目の対戦はフライアウト。
最後の打者もフライアウトで、最終的には3回無失点、
安打はセーフティバント1つのみ、2奪三振という結果でした。

試合は残念ながら後続の投手が逆転され、2対7で負けてしまいました。
ですが自分としては役割を果たせましたし、
いい方向へ向かっているのが確認できてよかったです。


その試合から9日後、三田での06ブルズ戦に先発登板しました。

投げない日もトレーニングしながら、この日の登板を迎えたので、
下半身が張っている状態でしたが、経験でカバーできるので問題なく投げられました。

初回、守備の乱れも重なっていきなり1失点してのビハインドスタートとなってしまいました。

でも、それを気にしても仕方ないので、後続を断ち切ることに集中し、
結果的にその初回を1失点のみに抑えたことが、この試合の流れを引き寄せました。

2回から6回まで、味方打線が毎回点を取ってくれて、
10対1のワンサイドゲームにしてくれました。

大差がつき、前回の緊迫したサヨナラ勝ちの06ブルズ戦とは異なり、
かなり余裕を持って精神的にも上から見下ろす感じで投げられました。

2回から8回まで、ピンチも少なく無失点で、6安打5奪三振という結果でした。

今季はシーズンを通してローテーションを守り続けるということを目標にここまでやってきました。
シーズンの半分を終えて9試合に先発して9勝0敗という結果は、
自分でもまずまずだと思っています。

まだ夏場を超えなければなりませんし、楽天や巨人との交流戦も残っています。
このままコンディション管理をしつつ、いいピッチングを続けていきたいです。

頑張っていきますので、ファンのみなさん、
ぜひ三田のスタジアムへ応援にいらしてください。