2015/5/28
ファームでの中日戦と一日警察署長。 from Osaka
5月15日のファームでの対中日ドラゴンズ戦の登板結果は、
3回2/3、9安打、7失点、7奪三振でした。
前回の登板まで結果が出ていなかったので、
この試合ではいいピッチングをして結果も求めていこうと準備を進めてきました。
まずは先発としてゲームを作るイメージでマウンドに臨みました。
トレーニングで取り組んだのは下半身強化で、それによって少しずつ、
指にかかったボールが投げられるようになってきて、
上半身と下半身が噛み合うようになってきました。
初回、センター前ヒットと四球で、いきなりのピンチから試合が始まりました。
ここでは相手打線が真っ直ぐ狙いできていることがわかったので、
スライダーでかわしていくことで、2つの三振で無失点に抑えることができました。
2回も2連打の後で3つの奪三振、3回も内野安打の後で2つの奪三振と、
この試合では三振が多く、計7奪三振だったのですが、
自分自身のイメージ通りの三振というわけではありませんでした。
相手がスライダーにタイミングがあっていませんでしたし、
それを多投しての奪三振でしたが、
本来ならばもっと真っ直ぐで押していきたいところです。
鳴尾浜での登板のときよりは指にかかっている感じはありましたが、
それでもまだ、真っ直ぐに力のなさを感じますし、
パワーをすべてボールに伝えきれていないように思えます。
これは技術的なことよりも、
体全体のパワーが落ちてしまっていることに起因します。
若い頃よりもウェートの回数は多くはできませんし、
それが球速にも反映されて、130キロ台後半では、
自分では物足りなさを感じてしまいます。
スライダーを多投するピッチングでは配球が窮屈になりますし、
さすがに打順が3まわり目だと抑えることが難しくなってきます。
スライダーをいい当たりされているわけではないのですが、
内野の頭を越されたり、野手の間に落ちたりと、
運も味方につけられるだけの勢いがなく、球数も予定に達し、
4回に7失点して途中降板することになりました。
スライダーをマークされてきたのがわかったので、
真っ直ぐで勝負しにいくのですが、ファウルや空振りがとれず、
結果としてなかなかアウトが奪えないという状況でした。
このままファームで登板を続けていても仕方ないので、
状況を打開するためにも、ミニキャンプを張って、
もう一度、トレーニングに集中しています。
具体的な目標としては、真っ直ぐを140キロ台中盤へと戻すこと。
昨年も肉体的に問題がなければそれくらいのスピードが出せていたので、
そこに戻せれば、また納得のいくピッチングができると思っています。
幸いにして、肩や肘の調子はよく、体はどこも痛くはありません。
どこかが痛くて、かばいながら投げていてこの結果なら仕方ないですが、
元気なだけに、この投球は悔しく思います。
もちろん、このまま終わってしまいたくはないので、
理想の自分に近づけるよう、1日1日を大切にしてトレーニングしていきます。
そんなミニキャンプ中ではありますが、チームから選ばれ、
ベテランとしてチームを代表し、5月22日に、
大阪西警察署の一日署長を引き受けさせていただきました。
安全・安心な町づくりのために、商店街を歩いて啓発活動をし、
集まってくださった方々に、防犯活動の大切さをお伝えすることができました。
アーケードには平日にもかかわらず、
ご婦人方や幼稚園児など300人ほどが集まってくださり、
自分としては大成功だったと思っています。
プロ入り後初めて、1人で一日署長をやらせていただきましたが、
球場以外で大阪の方々と交流することができ、
また気分一新、リフレッシュしてトレーニングに励んでいきます。