2007/7/27
自分自身の攻め方で from New York
7月21日のタンパベイ・デビルレイズ戦の登板結果は、5回、7安打、2失点、6奪三振でした。
ここまで、いい結果を求められる現状が続いている中、徐々に自分のペースで投げられるようになってきています。先日チーム内のある投手から、100球前後しか投げられないんだから、自分の思ったように投げればいいというアドバイスをもらいました。この試合は、1度対戦しているチームが相手でしたし、事前にビデオを見て打者の特徴を研究したので、リードを捕手任せで投げるのではなく、これまで以上に自分の攻め方で投げてみようと意識してマウンドに臨みました。
この日はダブルヘッダーで、自分にとってはプロ入り後初めての経験でした。その1試合目となるデーゲームで、自分が先発させてもらいました。初回、2死走者なしからアップトン選手にソロ本塁打されてしまいました。前回は内角のいいコースに決まった球を打たれていたので、外角中心に攻めていきました。カウント1-2からの外角への真っ直ぐが、少し中へと入ってしまい、それを上手く打たれました。
前の登板でもそうでしたが、ピンチに立たされたとき、もしくは失点してから、気持ちを切り替えて粘り強く抑えていくということを心掛けています。初回のソロ本塁打直後には、4番ペーニャ選手から三振を奪えました。2回も、ウィギントン選手にチェンジアップをレフトポールぎりぎりにソロ本塁打されてから、2三振を奪えました。そして5回2死満塁のピンチでも、本塁打を打たれているウィギントン選手を迎えた場面で、捕手のスライダーのサインに首を振り、真っ直ぐでライトフライに抑えることができました。
結果的に、5回を投げて2本の本塁打による2失点だけで抑えられたことは、メジャーリーグに移籍した直後の春先に比べれば、成長している点ではないかと実感しています。与えられたチャンスを大切にし、一球一球疎かにせず、自分のピッチングをすることで期待に応えられるように頑張ります。