2007/6/27
久々のメジャー登板 from San Francisco
6月22日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦の登板結果は、4回2/3、5安打、2失点、5奪三振でした。
久しぶりのメジャーでの登板、たくさんの観客が詰めかけている大きな球場で投げられることを嬉しく思いました。マイナーでの試合同様、先発投手としてゲームを作り、少しでも長いイニングを投げられるようにと思い、マウンドに臨みました。中7日での登板でしたが、間隔が開くのは日本でも経験済みですし、万全のコンディションで試合に向かうことができました。
序盤から、チェンジアップを思ったところへコントロールでき、いいリズムで投げることができました。通算本塁打メジャー記録を塗り替えようとしているバリー・ボンズ選手には、日米野球でホームランを打たれたことがあります。もちろん長打力があるスラッガーですから、ボンズ選手の前に走者をためないようにと思って投げました。そして4回までは思いどおりの投球ができ、ボンズ選手にもストライクを先行させ、内野ゴロと三振に打ち取れました。
5回も、ミスショットをしたわけではないのですが、ヒットと四球でボンズ選手を満塁で迎えなければならない状況になりました。あの場面は、ボンズ選手に一発を打たれて同点にされることはどうしても避けなければならないと思っていました。結果的には押し出しの四球でしたが、すでに2アウトでしたし、最少失点であと1人を抑えられればいいと納得していました。
ボンズ選手に押し出しを与えた時点で降板となったことについては、せっかく先発を任されているのですから、長いイニングを投げたいとは思いました。しかし、自分がどこまで投げるかは、自分で決められることではありません。自分にできるのは、マウンドを降りるまで、一生懸命投げることだけです。いい投球を続けてゆくことで、長いイニングを任せてもらえるよう、信頼される先発投手になれればと思っています。次回もこのままの調子を維持して、ベストを尽くして頑張ります。