2007/9/26
久々のメジャー緊急登板 from New York
9月22日のブルージェイズ戦で、9対10の8回2死一、二塁から緊急リリーフ登板し、結果は打者1人に1安打無失点でした。
メジャー昇格後は、もうシーズン中の登板機会はないものと思い、来季に向けてのトレーニングをしていました。30分ほどランニングをしたり、スクワットやランジ等軽めの筋力トレをしたり、肩や肘は休め、体の「下地」を整える感覚で練習していました。
22日もいつもどおりトレーニングを済ませ、試合中にはブルペンで30球ほど、球の感触を確かめる程度の軽いピッチングもしていました。自分の出番はないと思い、そのままブルペンで試合を観戦していました。それが試合終盤、突然、他の選手達に呼ばれ、自分がマウンドに上がることを知りました。以前コーチからは、先発投手にアクシデントがあったら登板することがあるかもしれないとは言われていましたが、イニングの途中からはないと思っていたので、本当に自分が投げるのか、すぐに
は信じられないような気持ちでした。
ブルペンで15球ほど投げて肩を作り直し、マウンドへと向かいました。慣れていない中継ぎですし、前回の3Aでの登板からは中15日も間隔が開いています。しかも試合はシーソーゲームで、9対10の8回2死一、二塁という大事な場面。いきなり追い込まれたような状況での投球に、ストライクが入るかどうか不安でした。
1球目が外れてボールになり、不安は増しました。2球目、真ん中目掛けて投げ込んだ球でファウル。そしてカウント2-2と追い込んでからの5球目、真っ直ぐを打たれてヒット。しかしその直後に相手の走塁ミスがあり、打者1人に対しただけでチェンジとなりベンチへ。その裏にチームが同点に追いついたことで自分の続投はなくなり、5球で終えられたことにほっとしました。この状況でストライクが取れたことは、自分では評価しています。
さて、話は変わりますが、自分の携帯サイトがこのほど開設されました。パソコンをお持ちでない方も手軽にご利用いただけるでしょうし、より多くの方々に自分のメッセージなどを配信できることを嬉しく思っています。また、自分が感じたこと、考えたことを、肉声でもお届けすることにより、アメリカで活動する自分を、ファンの方々により身近に感じていただければと思っています。