K's SELF
'井川慶'本人からのメッセージをお伝えします。

2015/8/26

ファームでの広島戦と阪神戦。 from Kobe

8月8日のファームでの対広島東洋カープ戦の登板結果は、
2回、2安打、1失点、2奪三振でした。

また、8月11日の阪神タイガース戦の登板結果は、
1回、無安打、無失点でした。

先月から中継ぎとしてのファームでの登板が続いています。
この試合に投げるという予定はなく、登板に備えて毎試合ブルペン入りし、
出番が来そうな展開になったときには準備を整えておくという日々です。

広島戦では、先発投手が7失点する展開だっただけに、
4回裏から早くも登板することになりました。
前回の中日2連戦からいい調子を維持できており、
この試合でもそれが持続している感じでした。

4回は先頭の1番をライトフライ、2番を三振、3番をピッチャーゴロで、
思い通りのピッチングが出来た立ち上がりとなりました。
特に真っ直ぐのコントロールがよく、狙い通りファウルでカウントを
稼ぐことが出来ていましたし、見逃し三振も真っ直ぐだったので、
キレもだいぶ戻ってきたように感じています。

また、真っ直ぐがよくなってきただけに、チェンジアップも活きて、
ピッチャーゴロは思惑通りの打ち取り方でした。
この試合は4回からの登板だったので、1イニング目は球数も少なかったですし、
5回裏もそのままマウンドに上がることになりました。

この日の広島の3番、4番はともに外国人選手の強打者で、
3番のシアーホルツ選手はセンターフライで1アウトを取れましたが、
4番のエルドレッド選手には外角高めに浮いたチェンジアップを、
外国人選手特有の強引な引っ張りで痛打され、レフトスタンドまで運ばれてしまいました。

自分の失投でしたが、チェンジアップを思い切って使えたことや、
ソロでの最少失点だったことで気持ちを引きずることなく、
そこからは無失点に抑えて交代しました。
この回、もう一つ三振を奪えたのですが、それは右打者への内角スライダーでした。
この試合は変化球もだいぶ操れるようになってきており、
2回を投げきって役割を果たしたことも含め、手応えを感じられた試合となりました。

神戸に戻ってきてからの中2日での阪神戦は、7回から1イニングの登板となりました。
先発の平野投手が1イニングの調整登板と決まっており、2番手の佐野投手の後の、
3番手として古巣阪神を相手にマウンドに臨みました。

7回表の打順は7番代打の黒瀬選手からで、外角への真っ直ぐが一塁ライナーとなり、
結果的にはこのライナーをブランコ選手が捕ってくれたことが大きかったです。
8番をライトフライ、9番をセカンドゴロに打ち取り、
問題なく1イニングを無失点に抑えることができました。

この試合も真っ直ぐのキレがまずまずで、広島戦に続き、いい感触のまま、
マウンドを降りられました。野球の試合には「流れ」というものがあり、
打球がなぜか野手の間に落ちてヒットが続くなど、
1アウトを取ることにも苦労をすることもありますが、
最近の試合では流れがよく、この試合でも一塁ライナーが抜けて二塁打になっていたら、
試合展開は違っていたものになっていたかもしれません。

夏場に入り、いい流れの中で自分のピッチングができているので、
それを持続させつつ、さらにレベルアップが図れればと思っています。