K's SELF
'井川慶'本人からのメッセージをお伝えします。

2016/2/26

ラジオ出演しました。 from Kobe

プロ野球のオープン戦が始まりましたが、
残念ながらまだ球団からのオファーは届かず、
今季の所属チームは決まっていません。

それでも、現役続行の意思に変わりはありませんし、
いつどの球団からテストしたいと連絡いただいても対応できるように、
トレーニングを続けています。

そんな気持ちも含め、先日はラジオに出演してお話させていただきました。
出演させていただいたのは阪神タイガース元監督の吉田義男さんのコーナーです。

吉田さんは自分がプロ入りした時の監督で、以来、長らくお世話になってきました。
当時は怪我持ちで入団し、なかなか戦力になれなかったにもかかわらず、
吉田さんは「体、大丈夫か」と気遣ってくれたことを憶えています。
高卒ルーキーの自分にお声掛けくださって嬉しかったです。

番組でも吉田さんはお優しくて、「阪神には貢献しているんだから」とか、
「まだ体が元気ならやれる」とか、励ましのお言葉をたくさんいただきました。
感謝の気持ちと同時に、改めて、現役選手として頑張ろう
という思いにさせていただきました。

また、同じ1979年7月生まれで、
同じく高卒で阪神タイガースにドラフト指名されて入団した
元プロ野球投手の奥村武博君の現在をニュースで知り、
彼の頑張りにとても励まされました。

彼は2001年を最後に現役を引退し、現在は公認会計士の国家試験に合格。
第二の人生を歩みだしているとのことです。

自分も彼も公立の商業高校出身で、チームメートだった頃から、
日商簿記2級を互いに取得していたことなどを話していました。

自分もプロ野球選手になっていなかったら税理士になろうと思っていましたが、
彼はそれよりも遥かに合格が困難な公認会計士になったと聞き、
本当に頭が下がる思いでした。

合格率10パーセントと言われる国家試験に挑んで、
プロ野球選手と二つの夢を現実にした彼の努力は、
過去に誰も成し遂げたことのない偉業だと思います。

プロ野球選手のセカンドキャリアについて、
彼の成功が多くの現役選手の励みになることでしょう。

自分もチャレンジ精神を見習いたいし、もしいつか現役を引退する日が来ても、
チャレンジし続けていきたいと思いました。

今は、選手として自分にできる準備をしています。
ジムでのトレーニングやランニングをこなしつつ、
いつでも投げられるように肩も作っていきます。

どのチームに入ることになっても、
自分より後輩ばかりになることは間違いないので、
ピッチングで勝利を得ることはもちろん、チームメートに経験伝えていき、
チームに貢献していこうと思っています。