K's SELF
'井川慶'本人からのメッセージをお伝えします。

2014/2/23

キャンプ順調です。 from Miyakojima

宮古島でのキャンプも第4クールに突入しました。
第1クールから連日ブルペンに入り、捕手を立たせての投球練習してきましたが、
肩に違和感を感じたことで、しばらくは強さを加減しながら投げていました。


しかし、毎日トレーナーに治療していただいたおかげで違和感がなくなってきて、
第2クールからは捕手を座らせてピッチングできるようになりました。
第3クールにはバッティングピッチャーを務め、打者に対する感覚も掴んでいき、
ブルペンで10球ずつくらい増やしてきた球数も、現在では95球まで投げており、
キャンプはここまで順調といっていいと思います。


そして、23日には紅白戦に初登板し、
1回を打者3人、9球、無失点という結果でした。
それまでブルペンでは真っ直ぐしか投げておらず、
変化球については、この紅白戦でぶっつけ本番でした。


それでも、先頭打者を直球でライトフライに、次の打者をチェンジアップで三振に、
そして最後の打者をスライダーで一塁ゴロにうちとることができました。
変化球はぶっつけ本番でしたが、紅白戦で好結果につながったのは、
これまでの経験が活きていたように思えました。


調整が少しだけ遅れても想定内のことでしたし、
これから徐々に長いイニングを投げられるようになっていけば、
まったく問題なくオープン戦に入れるかと思います。
今後は紅白戦での登板、そしてオープン戦での登板と、
開幕以降にチームの力になれるよう、しっかり調整していきます。


さて、宮古島でのキャンプも2年目で、
こちらの道にも雰囲気にも、もうすっかり慣れました。
序盤から雨が多かったのですが、晴れてくるとやはり海が綺麗で、
とても気持ちのいい環境でトレーニングさせていただいています。


夜は、ソチ・オリンピックをテレビで見る機会が多く、
アイスホッケーやカーリング、大回転やジャンプなど、
日本人が出ていない競技も楽しく観戦しています。
そして、男子のスキー・ジャンプ団体は、テレビをつけてはいたのですが、
中継が深夜になってしまい、結果を知ったのは朝のニュースでした。


日本の銅メダル獲得という知らせに、
ふと、1998年の長野オリンピックのときのことを思い出しました。
当時はプロ1年目で、安芸キャンプ中にラジオで中継を聞き、
日本の金メダル獲得を喜んだ記憶があります。


今回の銅メダルは、その長野以来16年振りの快挙とのことですが、
長野のときに団体のメンバーから外れた葛西紀明選手は、
自分がプロ入りしてから今までの長きに渡り、
ずっとメダル獲得のために頑張っていたということになります。


一つの目標を、ずっとあきらめずに追いかけてきた葛西選手の活躍は、
本当に素晴らしいことと思いますし、自分にとっても励みになります。
今季、自分もしっかりトレーニングを積んでいき、
活躍することができればと思っています。