K's SELF
'井川慶'本人からのメッセージをお伝えします。

2021/3/25

イベントへ向けてトレーニング from Kobe


年末までアメリカで過ごしていた関係上、
帰国後に自主隔離期間を経て、
ようやく年始にいろいろ動き出すことができました。

とはいえ、もちろんコロナ感染には注意していて、
家族以外の誰にも接触しないように、
茨城の実家へ帰省するときも、
自家用車を運転して移動しました。

PCR検査を受けて陰性でしたので安心はしていますが、
それでも細心の注意を払いつつの行動を心掛けています。
外食を控えるのはもちろんのこと、
家族ともども感染しないように、
3密を避けたり、マスクや手洗いもしっかりしています。

コロナ禍ですし、それに年末年始と慌ただしかったこともあり、
ボールを投げることが最近ほとんどできていません。
ジムも閉鎖されていたため、自宅で腕立てや腹筋、それにランジなど、
軽めに自重で筋力トレーニングをしてはいますが、
やはりボールを投げられていないことは心配です。

まだ詳しくは発表できないのですが、
春に大きなイベントでピッチングさせていただける予定もあります。
今後はそのマウンドへ向けて、しっかりトレーニングしていきます。

スタートしたプロ野球のキャンプで注目しているのは、
やはり古巣である阪神タイガースやオリックスバファローズの動向です。
どちらも素晴らしい新加入選手がいるので、
今年は期待できるのではないかと思っています。

それと、自分と同級生の能見篤史投手がまだ現役で頑張っています。
同じ左投手ですし、しかも阪神からオリックスへ移籍するという、
自分と同じルートをたどっていますので、彼にはぜひ活躍して欲しいです。

阪神とオリックスは、まったくチームカラーが異なるので、
自分が感じた驚きを、きっと能美選手も現在感じていることでしょう。
注目度は阪神よりは低いかもしれませんが、
のびのびと野球をやれる環境で、焦らずにゆっくり調整できるオリックスは、
ベテランの能見選手にはぴったりだと思います。

移籍をすることはプロ野球人生においては必ずプラスに働きます。
いろんな経験をこれからも積んでいき、怪我には十分注意して、
もう一花咲かせてくれることを願っています。

また、松坂大輔選手や石川雅規選手など、同世代の踏ん張りは、
自分にとっても励みになります。
このコロナ禍で、多くの人々を元気づけるプレーをしてもらいたいです。