K's SELF
'井川慶'本人からのメッセージをお伝えします。

2015/9/23

最速145キロまで戻ってきました。 from Kobe

9月22日のファームでの対阪神タイガース戦の登板結果は、
1回、無安打、無失点、1奪三振でした。

自分にとっての今季ファームでの公式戦最後のこの登板に備え、
試合の感覚を失わないよう、ここまでシート打撃や打撃投手を多めにこなし、
最高の状態でマウンドに臨むことができました。

今季は、真っ直ぐの勢いを取り戻すことを主なテーマに掲げ、
ここまで肉体改造に取り組んできました。
その成果もあって、この最終登板では、球速が最速145キロまで達しました。

しかもその1球だけでなく、144キロや143キロといった、
勢いのある真っ直ぐを多く投げることができ、
来期以降へ向けてかなり手応えを感じられる最終登板となりました。

今季は全力で投げてもどこも痛むところなどなく、体調は万全ですし、
このまま来季も投げられれば、イメージ通りの投球が可能だと実感しています。

この試合では、相手打者のことを考えるよりも、
自分の持っている力を存分に発揮することだけに集中し、
一軍で登板しているような気持ちで投げていきました。
その結果、先頭打者を高めの真っ直ぐで空振り三振に打ち取り、
後続も二塁ゴロとセンターフライで、三者凡退で1イニングを投げ終えました。

初球はカーブから入りましたが、変化球は他にチェンジアップ1球のみで、
あとはすべて真っ直ぐで押し切りました。
コントロールにもまったく不安はなく、いろんな球種を使わなくとも、
いまの真っ直ぐなら抑えられるという自信がありました。

ここまでしっかり肉体改造をやってきて、その体に自分自身がすっかり慣れてきました。
体重も、自分の理想的なところをキープできていますし、
体調面も投げる球も、アメリカから戻ってきて一番いい状態であるといえるほどです。

この状態で、来季以降投げるのがいまから楽しみですし、チャンスさえもらえれば、
まだまだ活躍できると自分で自分に期待できます。

ファンの皆様には、今季は一軍で活躍する姿をお見せできず、残念な思いをさせてしまいました。
でも、ファームでいい充電期間をいただけたことで、体をリフレッシュさせることができ、
かなり鍛えられましたし、どこも痛むようなところがなくなって、今は来季へ向けて万全の状態です。

来季は今季の分まで、活躍する自分のいい姿をお見せできると信じています。
これからもご声援よろしくお願い申しあげます。