K's SELF
'井川慶'本人からのメッセージをお伝えします。

2013/4/22

一軍に帯同しています。 from Kobe

2回目のファームでの登板から2週間ほど経ち、
いまは一軍に帯同しています。
ファームでの登板時のみ一軍から離れ、
ファームの試合会場へ赴いて登板するという調整を続けています。
そして、3回目となるファームでの登板を先日終えました。

4月17日のファームでの広島東洋カープ戦の登板結果は、
5回、10安打、7失点、1奪三振でした。

2回目の登板までは、まだ腰痛の不安もあり、
腕を振ろうとするよりも、打者と対戦する感覚を取り戻すことや、
コントロール重視でしっかりストライクが取れるかということを試してきたため、
まだ球速は140キロ未満でした。

この日の3回目の登板では、
腰の痛みを感じなくなったこともあり、腕を振ってスピード重視で投げてみて、
140キロ台の球が投げることを目標にマウンドに臨みました。
得意ではないデーゲームでしたが、曇っていたのでサングラスは着用せずに済みました。

初回、打者に打たれることは気にせず、自分がどれだけの球が投げられるかを確認しました。
いきなり球速が140キロを記録し、久しぶりの登板にしては快調な滑り出しでした。
力の入れどころを体が思いだしたような感じで、
手術後初めて、ムチのように腕をしならせて振ることができました。

初回こそ4安打されて3失点しましたが、
2、3、4回の3イニングスはヒット1本で、
140キロ台の真っ直ぐ中心の投球で手応えを得られました。
最速は142キロで、以前の感覚が少しずつ呼び覚まされ、気分よく投げることができました。
5回は、主にスライダーを狙われてつかまってしまったことで、
その回を投げ終えて降板することになりました。
真っ直ぐと変化球のコンビネーションで打者を抑えるという課題は、
また次回の登板に持ち越します。

ここまで、3回の登板で、確実にステップアップしてきていることが実感できています。
このまま順調に投げることができれば、
おのずと一軍の試合で登板する日も近づいてくることと思います。
次回は変化球の精度、特にスライダーの腕の振りに気をつけながら、
しっかり調整登板をしていきたいです。