2015/4/22

ファームで今季初登板。　from Kobe

４月16日のファームでの対阪神タイガース戦の登板結果は、
１回、１安打、無失点でした。

1週間前に登板するはずでしたが、右足ふくらはぎを痛めたこともあり、
遅れてしまって、なんとか初登板までこぎつけることができました。
ダッシュにはまだ不安は残りますが、投げる動作には支障がなく、
ブルペンでは球もいい感じだったので、コンディションはまずまずです。

初回の１球目、踏みだした足が滑ってしまい、
自分でも少し驚いたスタートになりましたが、
荒木選手をチェンジアップでセカンドゴロに打ち取ることができました。

捕手の田中大輔選手とは初のコンビで、チェンジアップを決め球としてではなく、
カウントを稼ぐ球として有効に配球してくれるなど、
自分の新たしい一面を引き出してくれたように感じられて新鮮でした。

この日はブルペンからチェンジアップが抜けてしまうことなくまとまっていて、
調子がいい球種を田中選手は理解してくれていたのかもしれません。
２番の黒瀬選手もサードゴロで、
３番の緒方選手にはライト前へポテンヒットでしたが、
内角高めの真っ直ぐを詰まらせた打球が、落ちた場所が悪かっただけなので、
まったく気にせずに４番の江越選手を迎えました。

三者凡退で終わってしまうよりも、セットポジションも試せるので、
走者が出た方がよかったと思いつつ、江越選手には真ん中低めの真っ直ぐを打たせ、
センターフライで予定していた１回を投げ終えることができました。
江越選手に対しても、チェンジアップで見逃しのストライクがとれたので、
今年はチェンジアップの仕上がりが例年より早く、
期待ができそうな感触を得ました。

今回は、まずは１イニングを無事に投げ終えられたことがなによりの収穫です。
打撃投手とシート打撃で打者との感覚を確かめ、
そして今回の実戦で３アウトを奪えたことで、これからは３回、５回と、
イニング数を予定通りに増やしていくことが目標になります。

現在はまだランニングだけは別メニューでやっていますが、痛みはないですし、
このまま抑え気味に慎重にトレーニングしていき、
コンディションを整えて、次回の今季２試合目の登板に臨みたいと思います。
まだ短いイニングなので、後続の投手には迷惑をかけてしまうことにはなりますが、
先発して１回で降板というのはこの試合だけにして、
少しずつチームの戦力になるために前進していきたいです。

次回は、上半身と下半身の兼ね合いをしっくりとさせ、
腕を振って球を走らせ、内容とともに、結果も求めていきます。
３イニングス、一球一球大切に集中して投げていき、
自分のピッチングをして打者との勝負に勝ち、
少ない失点、なるべくならゼロで抑えたいです。

今回は古巣阪神との対戦でしたが、顔見知りが多く、
多くのスタッフや選手に挨拶できました。
久保田智之打撃投手や、橋本健太郎打撃投手など、
元チームメートがスタッフを務めており、自分がまだ現役で投げていることを知り、
体調などをたずねてくれたりしました。

また来週にも鳴尾浜での試合が予定されているので、
懐かしい面々に再会できることを楽しみにしています。
そして、旧友たちにいいところを見せられるように頑張ります。