2013/8/21
ファームでの広島戦。 from Hiroshima
8月15日のファームでの広島東洋カープ戦の登板結果は、
5回、7安打、4失点、3奪三振でした。
炎天下でのファームの練習にもようやく体が慣れてきて、
だいぶ走れるようになりましたし、コンディションは上々です。
この登板の6日前には紅白戦で調整登板させていただき、
1イニングを無失点で抑え、この日の広島戦に向けて準備ができました。
広島の本拠地であるマツダスタジアムでは、まだ一度も登板したことがなく、
リーグは違ってもここで投げておく経験が活きる日もくると思うので、
ぜひマウンドを確かめたいという思いもありました。
メジャーの球場にも似て天然芝で雰囲気も良く、マウンドにも癖がなく、
違和感なく投げることができました。
ただ、この日も異常気象の中の酷暑で、しかも12時半プレイボールとあって、
マウンド上はかなりの暑さでした。
そんな中でも、この登板機会を有意義にするため、
一軍の試合では精度がもう少し足りなかったチェンジアップに磨きをかけようと、
結果如何にかかわらず、この日は積極的にチェンジアップを投げていこうと心掛けました。
初回から2つの四球などでピンチがあり、5番打者にはチェンジアップが高めにいって、
タイムリーヒットで先制を許してしまいました。
ただ、コントロールできなかった抜けた球ではなかったですし、
チェンジアップを勝負球として使えたことには意味があり、
あとは低めで抑えることができればよく、
このあともチェンジアップを使っていこうと決めていました。
2回、先頭打者と対したとき、投げる瞬間に嫌な感じがし、
真っ直ぐにタイミングが合っていることわかりました。
その投手としての直感は、ほとんどの場合当たるので、
いつもなら意図的にボールに外すのですが、
この場面ではストライクに入れてしまい、案の定、結果はソロ本塁打でした。
3回は三者凡退に抑えたのですが、4回の攻撃中、自分がヒットを打ってランナーに出てしまい、
グラウンドは酷い暑さだったので、次の投球まで休む時間がなく、
かなり疲労したままマウンドに立たなければなりませんでした。
前日の練習では、ある選手が熱中症で倒れて救急車で運ばれたほどの状態なので、
自分はあくまでもピッチャーで、投げることが大切だと肝に銘じました。
やはり、走者でグラウンドにいた直後のマウンドでは、かなり体力を消耗しており、
4回、5回とともに1失点してしまい、体力不足を反省しました。
それでも、最後はチェンジアップで思い通りに併殺打に打ち取ることができ、
この日の課題という点では収穫もありました。
酷暑の中、5回を予定して5回を投げ切れたこともよかった点の一つです。
次回はナイトゲームですし、少しは気温も緩和されていると願いつつ、
またしっかり調整して、マウンドに臨みたいと思っています。