K's SELF
'井川慶'本人からのメッセージをお伝えします。

2007/8/21

傷口を広げずに from Scranton

8月6日のバッファロー・バイソンズ戦の登板結果は、6回、5安打、4失点、8奪三振でした。

中4日のローテーションで投げさせてもらっているので、調整のペースをうまく掴んでいくことと、チェンジアップの精度を上げることなどを課題にトレーニングしてきました。試合は、初回2死から、3番打者に投げた内角への真っ直ぐが真ん中低めにいってしまい、いきなり本塁打されてしまいました。しかしソロでしたし、すぐに気持ちを切り替え、次の4番打者相手に高めのボール球を振らせて三振を奪いました。

また2回にも、1死満塁の場面で、1番打者に投げた外角への真っ直ぐが逆球になってしまい、内角甘めに入ったところをライトへ走者一掃の二塁打を打たれてしまいました。しかしそこからも、序盤で計4失点したことを引きずらないように攻めていき、積極的にストライクを先行させることを心掛けました。その結果、3回から6回まで、1安打無失点に抑えることができました。カーブを決め球に使って三振を多く奪えたことも、いいリズムにつながったように思います。

もちろん、序盤も失点しないほうがいいに決まっています。しかし傷口を広げることなく、ゲームを作ってゆくねばり強さも先発投手には必要です。久しぶりに勝ち星がつき、チームに貢献できてよかったです。これからも、調子の良い悪いにかかわらず、ベストを尽くしてしぶといピッチングを続けていこうと思っています。