K's SELF
'井川慶'本人からのメッセージをお伝えします。

2017/5/20

3試合連続の無失点勝利 from Tanabe

兵庫サンダーズでの公式戦先発2試合目となる、
豊中ローズ球場での06ブルズ戦の登板結果は、
6回、3安打、無失点、6奪三振でした。

この日もテーマは前回のホームでの初先発同様、
終始、集中力を高く持って自分のピッチングをしていくことでした。

前回は阪神タイガース時代やメジャー時代を思い出し、
試合前のブルペンやイニング間のキャッチボールでも、
気を抜かずに神経を研ぎ澄ませて投げることでした。
それにより、内容も結果も伴う自分らしい投球ができたので、
今回もその継続を意識しました。

豊中は狭めの球場なので、一発長打に警戒し、
初回から丁寧に低めやコーナーへ配球するピッチングを心掛けました。
それが結果的に打者20人に対して、
ヒット3本という好成績につながりました。

その3安打のうち、同じ6番打者に2安打されたのですが、
1本は外へのスライダーを打った打球がゴロになり、
自分の脇をすり抜けていったものでした。

もう1本は、インコースを詰まらせたのですが、
ボテボテのゴロが三遊間を抜けたものなので、
それほど気にはしていません。

ただ、全体的に前回よりも力みがあり、
球が浮いている傾向にありました。
それが、前回は無四球でしたが、
今回は3つ四球があった要因でもあります。

その四球の走者も含め、3つ併殺打に打ち取れたことで、
ずいぶん救われました。
また、三振が6つ奪えたことも、自分の流れに引き寄せられました。

そして、兵庫サンダーズでの公式戦先発3試合目となる、
田辺スポーツパークでの和歌山ファイティングバーズ戦の登板結果は、
6回、1安打、無失点、3奪三振でした。

前回は少し力みがあったのですが、
今回はそこを修正し、しかも集中力も持続させ、
先発1試合目、2試合目に続き、
3戦連続で無失点による勝利を挙げることができました。

今回は1安打だったのですが、
それは相手打線の特徴がわかってきたことや、
前回のような力みがなかったことが要因です。

力んでしまうと、リリースポイントが近くなり、
球離れが早くなってしまう分、球が浮きがちになります。
今回はそれがなく、カウントを有利に進め、
積極的に攻めの投球ができました。

1本だけ打たれた安打は、6番打者に内角高めの真っ直ぐを、
詰まらせてフラフラっと飛んだ打球がショートの頭を越えたものでした。
打者20人に対して安打はその1本のみでしたので、
自信や手応えを感じています。

前回の対戦でも、自分のような左投手の速球に、
相手打線が対応できていないように感じられたので、
大胆に配球できたことも、よかったのかなと思っています。

先発として、5回、もしくは6回投げて、
試合を作っていくのが与えられている役割です。
現在は、自分と杉尾投手の2人で、
先発ローテーションをまわしています。

杉尾投手もいい投球をしていますし、
自分たちの後ろを投げる中継ぎ陣も頑張っています。
ゴールデンウィークを終えた時点で、
チームは首位を走っています。

このままの調子でチームの勝利に貢献し、
今後もいい投球をファンの方々にお見せできるように、
さらに頑張っていきますので、
ぜひ多くのお客様に観戦に来ていただければと思っています。