2010/4/17
シーズン初登板 from Scranton
4月10日のバッファロー・バイソンズの登板結果は、2回1/3、2安打、無失点、2奪三振でした。
今季初登板は予定どおり中継ぎで、5回2死1塁という場面でした。いきなり初球をうまく打たせてファウルフライが上がり、これを三塁手が走りながらのポケットキャッチでファインプレー。味方野手のこのプレーで気が楽になりました。初登板の初球だっただけに、とてもありがたかったです。
続く6回、自分のペースで投げることができ、ストライクを先行させて2奪三振。カーブを効果的に投げられたことと、春先から低めに決まっているチェンジアップをうまく織りまぜられたことがよかった点です。この回に1つ四球がありましたが、これは相手打者の長打を警戒しながら攻めて、フルカウントになってからボール球を振らせようとしたものだったので納得済みです。
7回、セカンドゴロのあと、外角の真っ直ぐをうまく流し打ちされて1死1塁。次の打者にも初球のスライダーをライトオーバーされ、1死2、3塁のピンチを招きました。試合は終盤に差しかかっていましたし、0対0だったので、1点も失いたくない場面でした。
ここで、まず1人をファーストゴロに仕留めて2死としたあと、次の打者も最終的には外角の真っ直ぐでサードゴロに打ち取って無失点。1ボール2ストライクと追い込んでから、2つのボールと3つのファウルでフル
カウントと粘られましたが、つねに主導権を握って攻めのピッチングができました。
4月13日のローチェスター・レッドウィングスの登板結果は、1回、2安打、2失点でした。
前回はデーゲームでしたが、今回はナイトゲームで、まだ寒さを感じる中での中継ぎ登板でした。暑いよりは寒いほうがまだマシと感じるほうですが、それでもこの日はかなり冷え込んでいたので、しっかり走って体を温めてから、マウンドへ向かいました。
先発投手が7回まで1失点と好投し、8回に2対1で勝ち越している場面での登板。打たれたくないという思いが強すぎて球が高めに浮いてしまい、いきなり四球で歩かせてしまう悪い展開でした。先発と違って1点もやれないという場面で登板することの難しさをあらためて感じました。
犠牲バントで1死2塁とされたあと、2番打者の初球、スライダーでストライクを取りにいったところ、左翼席へ運ばれて2失点。その後も四球とヒットで1死1、2塁とされ、傷口を広げてしまいそうな気配もあり
ました。次の打者にもセンター前へ抜けそうな当たりを打たれ、ヒットになればもう1点追加でなおもピンチだったのですが、この打球を、自分が背面に出したグローブで弾き落とすことができ、それを拾って一塁へトスして2死2、3塁に。さらに次の打者を初球レフトフライに打ち取り、なんとか2ランの2失点だけでこら
えることができました。
試合をひっくりかえされてしまったことはもちろん残念ですが、さらなるピンチをうまく切り抜けられたことで、その裏の回に味方打線が逆転してくれて、試合に勝つことができました。これからも緊迫した場面での登板が続くかもしれませんが、粘り強いピッチングで、失点を抑えていけたらと思っています。