2007/6/14
3Aでの登板、好調です from Scranton
6月3日の3Aロチェスター・レッドウィングス戦の登板結果は、7回、6安打、3失点、9奪三振でした。
さらに中4日で登板した3Aバッファロー・バイソンズ戦の登板結果は、7回、5安打、1失点、8奪三振でした。
現在は、中4日での登板に慣れることや、トレーニングのルーティーンを確立させることなどを目的に、3Aでの試合に臨んでいます。最近の2試合は中4日にも慣れてきて、いい投球ができています。レッドウィングス戦の前は、登板翌々日にブルペン入りし、バイソンズ戦の前は、登板3日後にブルペン入りして、それぞれ投球練習を行いました。結果的には、登板翌々日にブルペン入りするアメリカ式より、登板3日後にブルペン入りする日本式の方が、肩肘の状態が良く、自分には合っているように感じました。
レッドウィングス戦は、チェンジアップの出来がよく、要所で三振を奪うこともできました。フォームに関しても修正すべきところは修正した形で投げられたのでよかったと思います。球数も100球を超えて、アメリカに来てから初めて先発としての仕事が果たせたという実感もありました。
バイソンズ戦では体の状態がさらによく、登板直前のブルペン時から、ベストコンディションで臨めると思っていました。試合に入ると、チェンジアップが前回よりよくなかったのですが、真っ直ぐとスライダーでうまく組み立てることができ、日本にいるときのような投球ができました。
3Aでの試合を何度か経験してみて、打者の能力はメジャーと大差なく、いい選手が多いように思います。むしろそれよりも、選手が置かれている環境の違いに、歴然たる差を感じています。特に、移動はとても大変です。レッドウィングス戦は3時間、バイソンズ戦は2時間、自家用車を運転して試合会場へ行きました。しかも試合後はすぐにそのまま移動ですから、また2、3時間かけて、スクラントンへ戻るという生活です。マイナー選手としての苦労を、身をもって味わっています。ただ、大変な面もありますが、バッファローのようなカナダとの国境沿いの小さな町を見られる機会もそうそうないですし、悪いことばかりではないと考えるようにしています。
またメジャーに戻って仕事ができるようになるためにも、今現在自分にできることに、一生懸命取り組んでいこうと思っています。