2009/4/10
スクラントン入り from Scranton
4月5日にマイナー合同キャンプを終え、1日休みのあと、4月7日にスクラントン入りしてチームに合流しました。一度ニューヨークの自宅へ戻り、そこから車を運転してスクラントン入りしたのですが、まずはタンパとの気候の違いに驚きました。タンパは連日暑く、もちろんTシャツ1枚で過ごすことができます。アメリカ北東部の街・スクラントンといえど、春であることには変わりがないので、半袖のシャツでも持って行こうかと思っていました。ところが、スクラントンの山間部は気温が0.5度で、街中でも2度しかなく、半袖はおろか、みんなジャンパーを羽織っても寒いほどで、あらためてアメリカの広さに驚かされました。
5日までのマイナー合同キャンプから分かれ、スクラントンにメンバー25人が集まってみると、いよいよこのチームでシーズンインするという新たな気持ちになりました。お馴染みの選手もいれば、新たに加わった選手もいます。昨シーズン、チームはポストシーズンを制し、インターナショナルリーグのチャンピオンになりました。キャンプ中には、そのチャンピオンリング授与式があり、リングを手にしてみると、昨シーズンのことをあらためて思い出しました。今季も、このスクラントンの、いつもの場所、いつもの風景の中で野球ができると思うと、プレーに専念できる安心感があります。
今季は、2月中旬からのメジャーのキャンプでアピールすることに照準を合わせ、昨オフからトレーニングしてきました。仕上げが早かったため、それがシーズン中、どう影響するかわかりませんが、ここまで順調に、怪我することもなく、ほぼ計画どおりに調整できています。体重を減らして臨んだことも、ここまでの投球内容から考えると、奏功しているのではないかと思います。昨季は、メジャーと行き来しながらも、スクラントンの一員として、26試合に投げて14勝6敗という成績でした。今季も昨年のような投球ができれば、メジャーで投げるチャンスにもつながるものと信じています。アメリカでも、着実に経験を積み上げてきた自信もあるので、もうすぐ始まるシーズン、楽しみながらチャレンジできればと思っています。