2017/9/1
オリックスとの交流戦とシーズン10勝目 from Sanda
まずは、NPBとベースボールファーストリーグとの交流戦、
8月5日のオリックスバファローズ戦は、
先発して2回を投げて無失点でした。
前回の巨人戦は体調が悪かったので、
この試合ではコンディションを上げることに集中しました。
この日はとても気温が高く、しかも午後1時試合開始で、
マウンドに立っているだけでも厳しい暑さでした。
まだ体調も万全ではありませんでしたが、
夏の交流戦はこれが最後なので、
とにかく自分の責任イニングを、
最後まで投げきることが目標でした。
登板前に2イニングスだけと首脳陣から聞き、
それならしっかり投げきれるし、
短いながらも自分の投球ができるように、
丁寧に試合に入っていくことを心掛けました。
また、相手が古巣オリックスで、
顔見知りの若手メンバーもいたので、
自分がこうして頑張っている姿を、
久しぶりに見てもらって、
お互いにいいプレーをして、
刺激になれたらという思いもありました。
初回は危なげない立ち上がりで、
2回、1塁走者の盗塁への捕手の送球が逸れ、
ノーアウト3塁というピンチを迎えました。
相手打線の特徴は把握できていたので、
6番打者以降、思い切って攻めていきました。
6番打者を外角のスライダーで三振。
7番打者をピッチャーライナー。
8番打者をフライアウト。
結果的に2回を無失点で抑えられました。
試合は、夏の最後の交流戦だったので、
なんとか勝ちたかったのですが、
1対1の引き分けでした。
でも、投手陣、野手陣ともに、
持ち味を発揮できたと思います。
次の登板は少し間隔が空き、
ホーム三田に戻っての、
8月27日の和歌山ファイティングバーズ戦になりました。
この日は「ブルサンキューデー」というチーム主催のお祭りの日で、
いつもより多くの観客が来てくださいました。
このような日に先発の機会をいただけたので、
いい投球をお見せして、
観客に喜んでいただければと思っていました。
午後にOBの紅白戦が予定されていたため、
この日の試合開始は、
午前11時とかなり早めでした。
もともとデーゲームが得意ではないですし、
しかも朝から準備していかなければならず、
調整が難しい面がありました。
この日は意外と涼しく、
前回のオリックス戦と比べれば、
とても投げやすい環境だと思えました。
それにたくさんの観客の前で投げられるのは、
やっぱり投手として気持ちが引き締まります。
この試合の狙いは、ストライク先行で攻めていくこと。
球の走りはよくはなかったのですが、
丁寧なコントロールショットを心掛けました。
相手は久しぶりの和歌山打線なので、
左打者が多かったのも有利かなと思っていました。
結果的に、5回を投げて打者20人に4安打無失点でした。
アウト15個のうち、10個が三振でしたが、
特に狙っていったのは5回1死2、3塁の最後の場面です。
1人目を外角スライダーで三振、
2人目を真っ直ぐで三振と、
狙いどおりに三振2つで無失点で切り抜けられ、
後続の投手にマウンドを託すことができました。
そこからも4人の投手が無失点でつないでくれて、
結果は完封リレーで7対0の勝利でした。
これで節目となるシーズン10勝目(無敗)。
個人記録というよりは、チームで掴み取った勝利数です。
いい内容で勝てて、観客には喜んでいただけたでしょうし、
その後のお祭りのムードに先立ち、
まず試合で盛り上げられたように思います。
午後のOB戦は、
ランナーコーチャーや審判をして、
自分も楽しませていただきました。
真剣勝負ももちろんいいですが、
こうして野球をゲームとして楽しめることも、
野球にたずさわる者としては大切な機会ではないかと思いました。