2010/6/1
先発と中継ぎでの登板 from Scranton
5月16日のシャーロット・ナイツ戦の登板結果は、4回、4安打、2失点、2奪三振でした。
まだ球数制限がある中、前回の登板から中3日での先発。不規則な登板が続きますが、問題はありません。立ち上がり、先頭打者から三振を奪った直後、俊足の2番打者にゴロで一塁線を抜かれて三塁打。当たりはよくはなく、不運でもあったのですが、次の3番打者への二塁ゴロの間に生還されて先制点を許してしまいました。さらに4番打者のライトフライを野手が落球してしまう失策もあってピンチは続きましたが、5番打者をセンターフライに打ち取り、最少失点で切り抜けることができました。
2回も、この回の先頭打者にノーボール2ストライクと追い込みながら、外の球を引っかけながらレフト線へ運ばれて二塁打。次の打者の送りバントは、自分が練習通りうまく守備対応できて、三塁で走者を刺せて1アウト。しかし、ほっとした直後に、ヒットと2塁打で1失点。自分の守備で相手のチャンスを潰せた直後だったので、この失点は残念でした。
でも、まだ試合は序盤でしたし、気持ちを切り替えて残り2回は無安打無失点。この試合は、後半自分のペースに持ち込めたことと、ストライクを先行させた点がよかったです。チェンジアップやスライダーはうまくコントロールできていますし、真っ直ぐの走りもまずまずでした。今は少ない球数の中でうまく打者を打ち取っていき、少しずつでも防御率を下げていければ、というところです。
5月20日のインディアナポリス・インディアンズ戦の登板結果は、2回2/3、3安打、1失点、4奪三振でした。
前日の試合の3回、先発投手が打ち込まれて、緊急登板することになりました。しかし、自分が3分の2回投げたところで降雨により試合が順延され、翌日の試合を途中からまた自分が投げるという、珍しく、そして難しい登板となりました。今、自分に与えられている役割は、球数制限がある先発と、緊急時のロングリリーフですので、いろんな局面に対応していかなければなりません。ちょっとした連投になった2日目の登板は、まずストライクがとれたことだけでも安心しましたし、打者が積極的に打って出てくれたことも幸いしました。
4回、ショートフライで1死後、連打されて1、2塁のピンチに。ここでライトフライを打たせて2死までこぎつけたのですが、続く打者にスライダーを完璧に捉えられてしまい、タイムリーに。次の打者も歩かせて2死満塁のピンチだったのですが、1ボール2ストライクから、外角を狙ったカットボールが、内角へ逆玉になってしまい、ひやりとしましたが、打者が見逃してくれて三振。
ここを最少失点で切り抜けたことが、次の回にリズムを与え、前のイニングから4者連続三振という結果につながりました。これで自分に勝ち星がつき、今季2勝目となりました。変化球をうまく低めに、そして、真っ直ぐを外角にコントロールできていることが、今季の奪三振の多さの要因だと思っています。
インディアナポリスからルイビルへの移動は飛行機でした。年に2回は飛行機移動があるのですが、マイナーではメジャーと違ってチャーター便ではなく、一般の乗客とともに移動することになります。手続きなどもあるため、試合終了後に仮眠して、早朝4時には起きて空港へ向かいます。そして到着したその日には試合があり、これはバス移動よりもつらく、疲れる日程です。当然、日本ではあり得なかったハードさです。でも、自分も、チームメートも、元気ですし、チームが所属しているインターナショナルリーグのノースディビジョンで、うちは好調に首位争いをしています。チームに与えられた役割をしっかりこなしつつ、徐々に個人成績も上げていければと思っています。