2004/6/23
広島
大江くるみさん(写真右)とお母さま
1. 作文に何を書かれましたか?
「今、井川選手に期待すること。それは、若者に夢と希望を与えること、そしてそれ以上に、真面目に働く大人に元気と勇気を与えること・・・・・・私はそう考えます。
85年は、ちょうど大学受験の年で、『阪神が優勝できたら、私も第一志望に通れる』と信じて(念じて?)勉強し、大学卒業後は、自分を活かせることの出来る仕事と感じつつ、教鞭を執って参りました。常々感じるのは、今の若い子の多くは大人になっちゃおしまいとばかりに、刹那的に生きているということです。それは、自分たちのためにいろいろなことを我慢して働いてくれている大人に対して、感謝の気持ちがないどころか、大人はカッコ悪い、大人になったら楽しめないと写っているからではないでしょうか。
大リーガーをはじめとしてプロ野球選手が、人生に夢を抱いている若者や子供たちに希望を与えるのは、当然の責務だと思います。でも井川選手にはさらに、今、元気のない大人に勇気を与えるような活躍をしてもらいたいなぁと思っています。頑張って今日も一日働いて、冷たいビールを飲みながら、TVをつけると井川クンが、快刀(投)乱麻のピッチング・・・・・・よっしゃぁ、明日も頑張って働くぞー!ってなるじゃないですか。大人が元気になると、若い子もいろいろなことに努力して、自分も魅力的な大人になれるようにと考えるのではないでしょうか。
井川選手は、まだまだ野球選手としての自分の将来に夢も野望も持つ若者であると同時に、一人の独立した社会人として責任を充分果たしておられる立派な大人です。若者が憧れる格好いい大人の一人であり続けて欲しい。良くも悪くも社会的に一定の影響力があり、また、時には、それが本人の意に反して野球以外のことでもそうなりがちなあなたの今の立場は、神様の与えてくれた才能を専一に磨いた結果のものなのだから、プライドと責任を感じつつ、がんばってもらいたいとますます期待しています。」
2. 当選した時の気持ちは?
「ちょっと期待はしていたけど、電話がかかってきた時は『ホンマに!?』と思いました。職場で自慢したら、先輩に『連れていけ~』と言われましたが、当選の電話を受けた時に母が横にいて『私が行く~』と言っていたので、母と来ました(笑)」
3. 甲子園に入ったときの感想は?
「甲子園は初めてではありませんが、芝と土の色がきれいでした。今回は早めに来たので、太陽光線の下のグランドがとてもきれいでした。」
4. 楽しかったこと、面白かったことは?
「今日は、1回表に2点を取られ、その裏に3点を取り返しました。活躍したアリアス、桧山、矢野選手が守備につく時、ファンがコールしたのですが、各選手がその声援に答えているのを見て、阪神は選手とファンが一つになってがんばるチームなんだなぁと実感しました。」
5. 感想はいかがですか?
「試合後、ベンチに帰ってくる選手を監督が出迎えますが、私のシートの位置がちょうど監督の真後ろ側だったので、私も帰ってくる選手を真正面から、まるで監督のように出迎えられたのがよかったです!」
6. 井川選手へメッセージをどうぞ。
「これから夏に向けて、先日のジャイアンツ戦のような素晴らしいピッチングを毎回見せてもらいたいと思います。井川さんが野球で活躍することが、きっとどこかで世の中をよくすることと繋がると思うので、がんばってほしいです。」