2004/4/25
巨人
せいちゃん&お姉さん
1. 応募した作文の内容を教えて下さい。
私は幼い頃から父親の影響で大の阪神ファンです。負けている時代もあったけど、いつも応援していました。いつかはきっと優勝してくれる…。昨年はその願いも叶い、もう一つの夢も叶いました。私には年の離れた弟がいますが、幼い頃に病気にかかり、少し知恵が遅れています。幼い頃からイジメにあい登校拒否、発作。養護学校に入り「自分はなんでこんな所に入っているの?」と聞かれることもありました。
今までは、仮面ライダーや太陽にほえろ!などの「ヒーローもの」にしか興味がなかったのですが、初めて甲子園に連れて行ったとき、「姉ちゃん!阪神ってスゴイね!井川ってスゴイね!阪神のエース、ヒーローやん!と夢中になって喜んでくれたのです。「僕も井川みたいになるねん!頑張る!」。球場に行って大きな声でメガホンを持って生き生きと応援している弟を見るととてもうれしくなってきます。こんなにも弟が変わるなんて。甲子園って、阪神って人に勇気と力を与えてくれる。
周りは一体化!大阪の人情も丸出し!時間を過ぎるのも忘れ、声はカラカラ。勝った時は充実感があり、たとえ負けたとしても、いい試合だった!明日も頑張ろう!なんて思えてくる。TV観戦では味わえないこの感動が、「また甲子園に行こう!」という気にさせてくれます。「姉ちゃん! 阪神の試合やってるよ!今日も勝つよ!負けても明日頑張ってくれるよ!」。まるで人生みたいですね。くじけずに私たちも頑張っていきます。これからも長い公式戦、私達も頑張って応援していきます。夢と感動!心底からでる感情!勇気と力を与えてくれる!そんな甲子園が大好きです。弟のヒーロー井川さん。ありがとう…。
2. 当選した時の気持ちいかがでした?
本当に? いたずら電話?と思いつつ舞い上がってしまったけど、チケットが届くまでは信じられませんでした。感謝の気持ちでいっぱいでした。
3. 甲子園に入ったときの感想は?
来た~~っ!!って感じ。 4時頃に到着した時は、まだ人もまばらで、青い空には飛行機雲がかかっていました。新鮮なムードというか、試合前の静けさの中、『今から戦いが始まる』というワクワク、ドキドキ感がありました。阪神ファンはみんな『今日は勝つぞ!』って思いながら集まってくるんです。
4. 一番楽しかったことは?
巨人がたくさんミスしたところ(笑)!最初、阪神はファールが多くて負けていたので、弟と必死に応援しました。点が入ったときは二人で飛び上がって喜びました。周りの知らない人達ともハイタッチで喜びあいました。六甲おろしも歌えたし、「あと一人」コールもできてうれしかった!甲子園はすごい!野球を見るというだけでなく、知らない人同士が一体となって、同じようにメガホンを振り、応援するのが楽しいです!
5. 井川選手へのメッセージを
投手って大きなグランドの真ん中で、ある意味一人で戦っているのですから、本当にすごいと思います。でも、阪神ファンも負けずにみんな井川選手を応援しています!たとえ負けても、「こんな日もある」と思えるし、勝つ日もあります。人生と同じです。弟に勇気を与えてくれる井川選手。ほんとうにありがとう。ずっと応援します。